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キッパリ!
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銀次郎/すぐに変身!とはいかないけれど。
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私は『即効』とか『すぐに』というキャッチコピーにやたらと弱い。が、いざ本を読んでみると、ほとんどの場合期待はずれに終わる。というより、本のご意向にこちらが添えないことが多いのだ。「生活のムダをなくす」「すっきり暮らす」等のHOW TO本を何冊か読んだが、いつも馴染めない。『私はこんなにステキに暮らしてるのよ〜』と高い所から見下されているような気になってしまう。今晩のおかずを考えるのが精一杯なのに、ファイナンシャル・プランまで手が回るかい!本書をざっと読んで『これはイケルかも…』と思ったのは、著者が『私もダメ人間なんですぅ』という視点から、挨拶をする、礼状を書くなど、毎日の雑事を取り上げているか…
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不美人論
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銀次郎/自分の容姿は置いといて…と。
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私は男から「ブス」と言われても気にしません。「その顔に言われたくないよ」と鏡を向けるくらいの気構えはある。でも女同士ではこの言葉は禁句です。口に出したが最後、顔で笑って水面下で激しいバトルが始まるからなのです。ふふふ、想像しただけで怖いでしょう。そんな下らない争いをする人は周りにいないけど。さて本書はそのタブーに踏み込んだ本かなと読み始めたが、面白い!冷静かつリアルに「ブスとは何か」を語っている。日本では近年、皆が『きれい』で評価される美醜のゲームに参加するようになった。美醜のゲームに参加しているアジア諸国はごく少数で、日本の狂奔ぶりは西欧をしのいで世界一だろう、と西研氏は言う。読みながら、昨…
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anego
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銀次郎/人の心の深淵を覗く人は、引きずりこまれないように注意する必要があります。
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後輩から「あねご」と慕われる奈央子は、一流商社の一般職で33歳。同期のほとんどが寿退社か転職している。そこそこ恋愛もしたし見合い話もあったが、結婚には至らなかった。結婚したくないわけではない。この人だ!と運命を感じる人に出会いたいと密かに望んでいる。年々増す居づらい雰囲気にうんざりしながら、いい男はみんな派遣社員がさらっていくと嘆く。林真理子は、女性の心理を描くのが上手い。特に、結婚か仕事かの選択肢が切実に迫られている30代OLの心の揺れを描かせたら、他の女流作家の追随を許さない。奈央子が男性と会い、ささいな仕草からその男性を値踏みする辛辣な観察眼といったら、作者は本当に底意地が悪いのではない…
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ぼんくら
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銀次郎/たわんでる哀れなMY本棚の為に、安く小さくなるのを待ってました。
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「好きな作家は?」と聞かれ「宮部みゆき」と答える時、心なしか声が小さくなってしまう。「太宰治が好き」と言うのと同じ気恥ずかしさを覚えるからだ。友人から「みんな宮辺が好きなのねぇ」と言われ、その響きが「平凡ねぇ」に聞こえ、鼻白んだことがあるからかもしれない。だが、「みんなが好きな本」というのは、実は、すごいモノなのだ。年齢差・職業・あらゆる価値観を越える普遍性、心の琴線に触れるものが行間にあるからこそ、皆が手に取るのだ。「ぼんくら」もそうだろう。平積みコーナーで、この本の所は、ポコンとへこんでいるもの。主人公・井筒平四郎は、本所深川の同心である。望んで家督を継いだわけではないので、お役目にも熱が…
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毎日かあさん
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銀次郎/りえぞぉは、かくてハハになった。
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もう何年前のことだろうか。西原理恵子が、タイで坊さん修行のため剃髪した写真とコラムを見た時、「この人は、一体どこへ行くんだろう…」と心配していたが、まさか「母さん」に着地するとは思わなかった。でも、サイバラは、やはり普通の「母さん」にはならなかった。普通の母さんは、ベッドで晩酌しながら「ぐりとぐら」を子供に読んでやったりしない。普通の母さんなら、子供がドロ遊びにはまってカキフライになってたら、キレる。だけどサイバラハハは、「おしっこもらす位楽しいなんて、子供の時間ってすごいなぁ」と、自転車にカキフライを乗せて帰る。こんな子供の目線を楽しめるハハは、素敵だ。「鳥頭紀行」その他の本を読んだ時に感じ…
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図南の翼
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銀次郎/「家は裕福で、何不自由ない。私は頭が良い。それが何なの?」と言いきる朱晶、ナイス!
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この巻では、12歳の少女、朱晶が玉座を目指し、過酷な旅をする。朱晶は裕福な商家に生まれ、使用人にかしずかれる生活を送っている。たいそう賢い。自分が正しいと思えば、大人に向かって堂々と意見する。が、朱晶は、ただのわがままお嬢さんとは一味違う。実家が裕福だったり、親が権力者だったりすると、自分が偉いと勘違いする子供は多いが、彼女は、家の富・名誉を自分が作り上げたものではないと自覚している。だから、自身の可能性とは何か、一人だけの力で何ができるか試すために昇山したのだ。麒麟が王を選ぶパターンは色々ある。景王・陽子のように、麒麟が王を探しに出ることも多い。ならば、何故幼い朱晶が、妖魔が跋扈する黄海を渡…
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風の万里黎明の空
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銀次郎/自己憐憫の深い穴から脱出しようとする少女達のたどる道は
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この上下巻では、3人の少女の物語が、同時進行していく。一人は「<a href="/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/?aid=&bibid=00001899&volno=0000" target="_blank">月の影 影の海」で慶国の女王となった陽子。玉座についたものの、王不在の政権でやりたいようにやってきた官僚達は、陽子の意見に耳を貸さない。国の仕組みがわからず、官僚を治める手腕も持たない為、彼らの言うがままになるしかないのだ。対立する派閥の間でジレンマに陥った陽子は、市井の暮らしを体験しようと王宮を抜け出す。鈴は、16歳で明治時代の日本から流されてきた。仙人にな…
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ダーリンは外国人
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銀次郎/立ち読みで、アッハッハ〜と笑ってしまい赤面!やっぱり「2」も買ってしまいました。
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前作同様、買わずにおれない「2」。何故って、書店でページをめくるたびに、吹き出したり、クスクス笑ったりしてしまい、ハッと我にかえると、周りの人がひいている…そそくさとレジへ向かい、でも電車の中で我慢できず続きを読み始め、同じ失敗をしてしまう。学習できない私っていったい…。ダーリン・トニーは、イタリアとハンガリーのハーフで、日本語はじめ語学とチョコレートをこよなく愛している。トニーは、私達が普段何気なく使っている言葉も、いちいち小栗さんに質問する。「『つかぬこと』ってどんなこと?」「『ぶん殴る』って何故『ぶん』なの?」などなど。言われてみれば、たしかに!と目からウロコで、思わず自分も「どん殴る」…
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月の影影の海
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銀次郎/ファンタジーだと侮ることなかれ!
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ファンタジー? 面白い内容だったら中学生の姪にプレゼントしよう…と思い、読み始めた途端、設定の難解さに頭を抱えた。十二の国名や独特のシステムに馴染むまで、何度地図を見返したことだろう。そうするうち、紙面の登場人物が立体感をもって存在し出し、紙の上の三次元(?)でいきいきと動き出した。常に他人の目や評価を気にする主人公・陽子は、いきなり異世界に放り込まれ、自分を連れてきた「景麒」という男性は行方知れず、訳もわからず人に追いまわされ、妖魔に襲われ、とさんざんな目にあう。唯一自分をかくまってくれた女性が、実は自分を遊郭に売ろうとしていたことがわかり、陽子は人間不信のため、心がすさみきってしまう。山中…
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