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丘の家のミッキー
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天鳥/コバルトを読み始めて約20年、なんでこれを読んでなかったんでしょう!?っつーか再文庫化万歳!!
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夢中になって読んだ少女小説。あのころは図書館にコバルト文庫はほとんどなくておこづかいなんてほんのちょっとしかなかった私たちはそれぞれ贔屓の作家さんの作品を少しずつ集め放課後に回し読みをしたものでした。そして今思う、なぜあのころ読まなかったんだろうと。私の不幸は、当時、久美沙織作品を集めている友だちがいなかったということだ。そう言う私の担当は、藤本ひとみ作品と唯川恵作品だったしなあ。真性お嬢様だけが集う学園で、生粋のお嬢様として過ごしてきた主人公の未来。引っ越ししたら校則のせいで泣く泣く転校せざるをえなかった彼女は、初めて知る「外の世界」に驚きながらも持ち前の素直さで徐々にとけ込んでいく。単純に…
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プラネット・ラダー
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天鳥/選ばない、という選択
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あなたに今、九つの世界のひとびとの運命がかかっています。あなたの選んだ世界のひとだけが生き残ります。あなたはどの世界を選びますか?突然放り出された異世界でそんな問いを突きつけられた主人公・カグヤはようやくひとつの答えを導き出す。私だったら、自分の住むこの地球を救う。大好きな人が住む星を救う。真っ先にそう思う。しかし、自分が生まれたのは実はこの世界ではないと知ったら自分を神のようにあがめてくれる世界を救おうと思うかもしれない。でも、考えれば考えるほど、他の世界のことを知れば知るほどどの世界を選んでも後悔が残ってしまう。カグヤが選択したのは「選ばない」こと。どれかひとつを選ぶのではなく、多くを生か…
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平成よっぱらい研究所
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天鳥/完全版だとうっ!
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1996年に刊行された『<a href="/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/?aid=&bibid=01946875&volno=0000" target="_blank">平成よっぱらい研究所』 と1999年に刊行された『飲みに行こうぜ!!』 に2001年、雑誌に掲載された8Pを加えた完全版…文庫版あとがきというのも増えましたが。もちろんどちらも持っている。書評だって書いている。なのにほんの10Pほどの初収録部分にひかれて買ってしまった…。いえ、後悔しているのではありません。ちょっと気の毒には思ったけど。だってこの表紙、鼻に割りば…
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池袋ウエストゲートパーク
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天鳥/大人でもない、子どもでもない。
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ドラマを観てこの物語を知り原作を読んでイメージを壊すのがこわくってなかなか手が出なかった本。しかし、誘惑に耐えきれずに図書館で単行本を借りて読んでしまった。もっと早く読めばよかった。イメージが壊れるなんてものではない。ドラマで観たマコト像はこなごなに崩れて新しい「マコト」が目の前に立っていた。ドラマが悪かったというのではない。長瀬智也演じるマコトはとってもステキな「男の子」だった。しかしこの物語のなかには大人でも子どもでもない少年とも青年ともいいがたい狭間で生きているカッコイイ「マコト」がいる。ドラマで好きになったならこちらも読んでほしい。そしてどちらのマコトを好きになったのか私にも教えて下さ…
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Dreamweaver MX&Fireworks MX for Windows上級テクニック集
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天鳥/上級なものからそうでないものまで
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星3つというのは「良くない」という意味ではない。私のような根っからの文系人間かつ素人に毛が生えたような人間であっても「普通」に使えたという意味だ。「上級テクニック集」とか「アッと驚く達人の技」などと書いてあるため、どんな難しいことが書いてあるんだろうとドキドキしてしまったが、中身は図解が中心のわかりやすいもの。「技」に関しても、ごく簡単なものからウチのコンテンツでこんなの使ってたら内容の方が負けるというなぁという高度なものまで、技ごとに丁寧に解説してあるので、これを読んでわからないということはないだろう。また、技の名前ではなくその効果や内容が見出しとなっているので、初心者にはわかりやすい。ん?…
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LOVE・DESSIN
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天鳥/そばにいたいからガンバルっていけないこと?
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好きな人に近づきたい一心で美大付属高に入った主人公・ひろのはようやく恋がうまくいきそうになったかと思うと今度は自分の才能について悩むことになる。才能のある彼氏と対等な恋人になるためになにかできるという「結果」がほしい。ひろのにとっての一番はやっぱり彼だってこと。アートはその手段でしかない。そんなことじゃ行き詰まるということは端から見てたらよくわかるけれど本人にはわからないことだ。それでも、何かを感じて進み出した道だからどこかに希望の種が埋まっているはず。それを上手に育てられるかはそこからの頑張りしだいだ。結果を求めて苦しむのではなく何かを作り出す過程をドキドキして楽しむ。一度きりの時間を精一杯…
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LOVE・DESSIN
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天鳥/コワイからこそ、前に進もう
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好きで好きでたまならない人の側にいられる。かまってもらえる。仕事のお手伝いができる。出会ったその瞬間よりずっとずっと幸せなはずなのに縮められない最後の距離がある。主人公・ひろのは大好きな千歳にどんどん近づいていくのに彼の心の一番内側にあるのは、いなくなってしまった元・嫁の存在。想いが昇華できていないから宙ぶらりんのままの千歳に今、目の前にいる自分を見て欲しいと、すべてが壊れる覚悟をして千歳を一夜をともにするひろの。そんなちひろの恋を、本当の恋愛じゃないと否定する人もいるけれど思いついた瞬間にぶつかっていく無鉄砲な行動力が私にはうらやましい。決してうらやましいとは思えないけれどあたって砕けりゃい…
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少年魔法士
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天鳥/闘う、決意
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この物語には二人の主人公が存在する。そのうちの一人、カルノは物語の冒頭部分で最初で唯一の人を失い、それまでの過酷な生涯についても語られてきた。一方、もう一人の勇吹も過酷な運命にさらされはするが、行方不明となっていた弟が見つかり、同じく不明となった両親の生存にも希望をもち、どこかのほほんとした部分が残っていた。 悪魔と融合したという忌まわしさゆえに厭われてきたカルノと違い、勇吹は得難い力を持つがゆえに、突然、嵐のように運命に巻き込まれた。そう、きっとそういうふうに私を含む読者は著者に信じ込まされてきた。だが、この10巻では勇吹が「巻き込まれた主人公」なのではなく、カルノを「巻き込んだ主人公」で…
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美女が野獣
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天鳥/その雰囲気を、買い。
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前作『<a href="/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/?aid=&bibid=02134485&volno=0000" target="_blank">23:00』が不発だったマツモトトモによる新たなストーリー。どちらかというとクールな作風だった著者が「ドキドキ女子寮ラブコメ」(作品解説より)を披露した。 寮生活モノというと、特殊な寮生活そのものに的を絞った作品も多い。非日常的な世界にドキドキしながらはまっていくというパターンである。しかしこの作品では、「寮生活」というスパイスは必要不可欠な調味料でありながら出しゃばることなく、あくまでも軽い風味付けとなっている…
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夢の宮
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天鳥/なぜ、彼らは運命を受け入れられたのだろう
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ともに鸞王の側室の子として生まれた2人の王子が上巻の主人公。順当に行けば先に生まれた王子が後継ぎとなるはずだが、身体が弱いことや、強い後ろ盾がいないことから、家臣の間で争いが絶えない。 2人の王子は憎み合っているわけではない。弟は兄をたて、自分は愛する人と結婚さえできれば、家臣の身に甘んじてかまわないと思っている。兄も弟に嫉妬することなく、弟に王になる気があるのなら、自分は身をひこうとさえする。 そんな2人がなぜ対立することになるのか。これでもかと襲いくる哀しい「偶然」と「運命」は誰も幸せにはしてくれない。登場人物はみな苦しみながら、それを受け入れていくしかないのだ。 すべての「終末」を予測…
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ギャラリーフェイク
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天鳥/現代アート
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日本のオタク文化が登場する22巻。パッとみればなんとなく面白いけれど、なんだかよく意味がわからない現代アートに対し、そもそもアートとは言葉では表せない何かを伝えるものだったと警鐘を鳴らすフジタ。 観てもピンとこないアートを目の前にして、アートを説明する言葉に関心する私たち。フジタの言葉にハッとさせられました。
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ギャラリーフェイク
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天鳥/台湾という国
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画の真贋を見極めるために台湾へ招かれたフジタは茶藝に力を入れるひとりの紳士と出会う。苦労して現在の地位を築いたその紳士が茶藝に取り付かれた理由は、台湾の暗い歴史にも関わってくる。 近くて親しみのある国だが、まだまだわからないことの多い台湾という国について、アートを通して学ぶことができた。
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ギャラリーフェイク
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天鳥/京のポップ
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伝統と格式の古い町・京都。きっと誰もがそう思う“常識”を覆してくれるのが今回のフジタ。 「アーティストの個性や主張を放棄して大衆の欲望に奉仕する、それがポップアート!」と言い切るフジタは、そんなポップな感覚にあふれる京都のすみずみを紹介してくれる。 特定のパトロンに縛られるのではなく、その他大勢の大衆に受け入れられ、増殖し、現代まで残った京のポップを堪能しに、また京都に行きたくなりました。
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ギャラリーフェイク
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天鳥/アール・デコの別荘
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まだフジタがギャラリーを持つまえ、フリーのアート・ディレクターをしていたころに手がけ、依頼主とのトラブルが元で完成にいたらなかった軽井沢のアール・デコ様式の別荘。 この別荘を新たに買い取った正体を見せぬ外国人からの依頼で、フジタは完璧なアール・デコ様式を完成させるべく奔走する。 完璧に作り上げたはずなのに、写真をみて気に入らないという新たな持ち主。フジタが本気になった作品を気に入らないという持ち主が芸術オンチなのか? それともフジタに足らないものがあるのか? フジタの出した答えに加え謎の外国人の正体は、2段構えの驚きでした。
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ギャラリーフェイク
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天鳥/女性の描く女性
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マリー・ローランサンの描く女性像が登場する18巻。男性が描く肉感的な女性像に比べ、か弱くもの悲しい気さえするが、そこに描かれた女性は間違いなく美しい。 どんなものを美しいと思うかは人によって価値基準が違う。しかし、本当に美しいものは誰が見ても美しいと思うし、真の芸術家とは自分だけの価値を見出し、それを見たものにまで美しいと思わせるものである。 “美”の価値について悩むエステティシャンに語られた“美”は、フジタの信じる“美”そのものでした。
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ギャラリーフェイク
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天鳥/ペン先のイリジウム
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今ではほとんど使うことのなくなった万年筆が登場する。ボディに日本の伝統工芸である蒔絵を施した万年筆は、コレクターの間では高値で取引されるらしい。 しかし、フジタがこだわったのはそのペン先。ストレスのたまった若者が力任せに壊したペン先は技術と時間があれば修復できるが、その修復の難しさ、一瞬の真剣勝負のすごさには圧倒される。 これを読めば、万年筆の先をじっくり眺めたくなるかも。
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ギャラリーフェイク
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天鳥/フジタの花
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夏の花をテーマにフジタが“花と器”の勝負をする16巻。夏といえば誰もが思いつくポピュラーな花を、太古の器に活けることを考えついたフジタ。勝負の相手の涼しげな花もいいけど、フジタの花も捨てがたい。フジタの美意識と心意気がわかる一冊。 また、この巻には「こんな店があったらいってみたい」と思う骨董屋「スワン」が登場。甘い商売はしてないみたいだけど、経営は苦しいみたい。う〜ん、やっぱり美術品で食べてくには、フジタみたいにあくどく稼がないといけないのかな?
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ギャラリーフェイク
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天鳥/生活骨董
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フジタも“ガラクタのオモチャ”という昭和物の骨董品。実際の生活の中で使われてきたそれらの品々は、何もかもデジタルで薄っぺらになってきた現代のものにはない味わいがある。 そんな生活骨董を大量に集める人物が登場し、フジタにも足踏みミシンを探して欲しいとの依頼がくる。ガラクタだと言いながらも、それを欲しがる気持ちがわかるというフジタ。大量に集められた生活骨董はどう利用されるのかも推理しながら読んでみてほしい。
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ギャラリーフェイク
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天鳥/だましたりだまされたり
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汚いビジネスもすると自ら言い放つギャラリーフェイクのフジタ。今回はそんな仕事のひとつである贋作の作り方を披露してくれる。 本物だったら1本5000万円はするという朝鮮唐津の徳利。実は底の部分だけが本物で、フジタがちょちょいと貼り付けたもの。これを人の良い料亭の主人・地蔵氏に売りつけるのだが…。 これから出番の増える地蔵氏は、鑑定眼は三流でも人を見る目は一流。フジタが騙したかと思えば地蔵氏が周囲の人に助けられ、地蔵氏の周囲の人物がフジタを攻撃したかと思うと、フジタがやりこめる。だましたり、だまされたりの応酬が楽しめる。
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夢の宮
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天鳥/正妃の憂い
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9歳でひとめぼれした鸞国王のもとへ10歳で嫁ぎ、大切に、慈しまれて育った15歳の正妃が主人公。初恋が実った幸せな正妃のはずなのに、嫁いだときからなぜか憂いの晴れないその理由はなぜなのか? 実は彼女は2人目の正妃であり、亡くなった先の正妃は10歳年上の実の姉であった。王は自分の中に亡き姉の姿を見ているのではないかと悩む彼女だが、憂いの理由はそれだけではないようで…。 “叶の果実”に関係する正妃の抱えた秘密はなんなのか、不思議を探りながら読んでください。
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ギャラリーフェイク
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天鳥/これでよかったんだ
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魅力的なストーリーのつまった第13巻。さまざまなアートの勉強にもなりますが、フジタ&サラの関係に大注目している読者としては、巻末のストーリーが気になります。 オルゴールを利用した爆弾事件が相次ぐなか、サラもその事件に巻き込まれる。危うい現場に駆けつけたフジタが、爆弾を仕込まれた素晴らしいアンティーク・オルゴールを窓から投げ捨てるのに一瞬躊躇する。鬼気迫る瞬間、その後サラを抱えてフジタが見せた表情。ああ、ときどきこういうシーンがあるからドキドキしちゃいます。
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ギャラリーフェイク
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天鳥/大切なもの
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イタリアで壁画の修復を手がけることになったフジタ。その時に大量に用意したのが“和紙”だ。ストーリーのテーマとはあまり関係なく、小物として登場しただけだが、非常に気になった。 そしてもうひとつ気になったのがジッポーのライター。フジタはアートではないと切り捨てるが、「使う人贈る人、ひとりひとりの思い入れがこもる。だから数多くのデザインがあっていい」という登場人物の言葉は心にしみた…。 そう、高かったり希少だったりしなくっても、その人だけの思い入れがあれば、それはとても大切なものになる。
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ギャラリーフェイク
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天鳥/顔のない自画像
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顔のない自画像を描いた佐伯祐三。彼の未発表作品が見つかったというところから真贋論争が起こる。実際にあった事件を題材にしたものだけにフジタがどう判断するのか気になったが、鑑定人がテーマだったのでフジタの最後の判断はなく、残念だった。 ところで、佐伯のあの有名な作品がしょっぱなにギャラリーフェイクで取引きされていた。大阪にあるのは贋作!? なんて思ったりして…。
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ギャラリーフェイク
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天鳥/レゾネ
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佐伯祐三をもじったと思われる画家のレゾネ(全作品目録)の編纂を手伝うことになった主人公のフジタ。たかが目録と思っていたが、持ち主が掲載を嫌がったり、逆に掲載されなければ贋作とみなされるためレゾネ製作自体を嫌がったりするとは、なかなか難しいものだとあらためて知った。 さらにこの巻では、フジタの“大切な助手”サラが他の男性からプロポーズされてしまう。腕に残る火傷痕を気にしてフジタのもとを去ろうとするサラへのフジタの一言は、女の子なら言われてみたい。
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ギャラリーフェイク
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天鳥/されど額縁
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絵にはかかせない額縁の話がでてくる第9巻。主人公・フジタが信頼する額縁屋には、店の主人の娘のアッシーをさせられている冴えない青年がいる。だがそんな彼も、ある美大生が作った額縁を枠としか考えない作品に怒りを表す。 額縁とは、「ときには500年前のルネサンスの巨匠ともギリギリのせめぎあいをする」というフジタの言葉にも納得。これから絵を観るときには額縁までじっくり観てしまいそうだ。
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ギャラリーフェイク
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天鳥/真珠と少年
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表題作の「真珠と少年」はプファルツ真珠といわれる表面が黒と白に分かれた色をしている不思議な真珠が登場する。現存するものは世界にひとつだというその真珠が、核実験の続くタヒチの海で採れるという。 放射能との関係を匂わせながらも、その真珠を採りつづけるしかない少年。危険を訴えるフジタに、少年はただ「ありがとう」と言うだけだった。 その他にもこの巻には人間国宝が禁を犯して制作した最後の椅子のストーリーもある。自然保護についても考えさせられた一冊。
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なつのひかり
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天鳥/シュール
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登場するのは不思議なヤドカリ、失踪してしまう女装趣味の兄、鬘を70個持っている兄の50代の愛人、その愛人の面倒で兄と結婚した義姉、兄の妻だと名乗る女性。主人公はウェイトレスとバーの歌手というアルバイトを掛け持ちする二十歳の女性だ。 複雑な関係だが、誰と誰が憎みあっているということはなく、淡々と、だが謎を謎をよびながら進んでいく。現実にはありえないが、読んでいく内に引き込まれていくシュールな世界がある。
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都の子
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天鳥/たくさんのすてきなもの
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著者の30歳記念に出版されたこのエッセイ集には、心に残っているたくさんのすてきなものが表現されている。 それは人であったり、キャンディであったり、カエルであったり、子供のころの行事であったり、音楽であったり、形はさまざまなのだけれど、著者のみずみずしい作品を作り出した糧なのだと思うと、その創作の秘密を知ったようでわくわくしてしまった。
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冷静と情熱のあいだ
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天鳥/また、読みたくなる物語
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物語の1ページ目から空気が違う。優しい恋人、穏やかな生活、美しいジュエリーに囲まれた仕事場。舞台がイタリアであるというだけではなく、そこに生きる人々が、小さなエピソードひとつひとつが魅力的で、心地よい。 この物語を読んでいると、小さな声で、耳元でささやくように歌われているような気分になる。
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冷静と情熱のあいだ
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天鳥/どうしても比べてしまう
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江國香織氏によるRedに比べるとどうしても感情移入しにくい。私が女性で主人公が男性であるから…ではないだろう。ただ、主人公の男性側の“理由”はよくわかったし、映画では無茶苦茶なキャラクターになってしまっていた芽実の持つ哀しさはよく伝わってきた。 Redが気に入ったなら同質のものを求めて読むと期待はずれになるかもしれない。
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