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エンダーのゲーム
ハヤカワ文庫 SF
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コメント・書評 |
頁を捲る手が止まらない
かけだし読書レビュアー
Apr 12, 2002 6:45:00 AM
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評価 ( ★マーク )
★★★★★
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いや、まさかここまで面白いとは思わなかった。読む前はてっきり仮想ゲームで高得点を叩き出す天才少年がその才能を見こまれて、やがて指揮官となり敵を叩きのめす〜! そういった単純な娯楽作品を想像してたんですよね。で、実際に読みはじめると、なにか違う。なにが違うかというと、そういった爽快感よりもむしろ悲壮感が物語全体に漂っているところ。
何しろ主人公のエンダ−少年の使命が重いだけでなく、過酷。バトルスクールで同じ年頃の少年と過ごしていても常に浮いた存在だし、共に戦う仲間と喜びあうこともない、時には天才であるが故に他人に妬まれることも。ひたすら才能だけで未来を切り開く彼の姿は勇ましいというよりも何処か痛々しい。
物語自体は決して明るい内容ではないけれど、一旦読みはじめると先が気になって頁を捲る手が止まらなかった。そして途中まで少年の成長物語だと思っていた内容が、ラストで意外な展開をみせる。単純明快な娯楽作品かと思いきや、実際は心に残る名作だった。 |
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