コメント・書評 |
世紀末における私立探偵の仕事
カルバドス
Apr 5, 2002 5:23:00 PM
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評価 ( ★マーク )
★★★★
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1999年、もしも世界が滅亡しようとしていたら。この物語はそんな危うい時代が舞台。地上は磁気異常に見舞われ、通常の時計は満足に機能しなくなっている。怪しげな結社が暗躍する中、ヨーロッパから日本に移築された城で連続殺人事件が起こる。 謎が解明される直前まで随所にちりばめられた伏線。それぞれに別の物語が作れそうなほど個性的な登場人物。クライマックスでの謎解きは多少強引な気がするものの、蘊蓄も必要最小限に抑えられていて読みやすい。全編に漂う曇天のような薄暗さが、滅びを待つ世紀末という設定にリアリティを与えている。 結末部分は袋綴じのようになっていて、すぐには開けない。折角の趣向なのだから、最初から開くような野暮はやめよう。 |
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