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上海少年
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長野 まゆみ著
税込価格:
¥1,223
(本体 : ¥1,165)
出版 : 集英社
サイズ : 20cm / 188p
ISBN : 4-08-774171-0
発行年月 : 1995.11
利用対象 : 一般
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コメント・書評 |
愛と絆の短編集
沢居すだち
Mar 25, 2002 3:08:00 PM
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評価 ( ★マーク )
★★★★★
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収録順に、昭和10年代からだいたい10年ごとの時代を舞台にしている作品集。文庫版も既に登場しているが、私はハードカヴァーをお薦めしたい。 時代設定もそうだが、それぞれに総て女性が関わるというのももう一つのポイントである。ただし、テーマに直接関わるかどうかはそれぞれ違う。
気まぐれで孤独な女性と少年が彩る「雪鹿子」。 失われたと思った兄との絆を描く「上海少年」。 母の面影を求めた少年のエピソード「満天星」。 美しい弟との禁断の恋に落ちた女性の「幕間」。 少年と青年が不器用に出逢う過程「白昼堂々」。
どれも魅力のある少年たちの物語だが、中でも私が特に気に入っているのは「幕間」である。 長野作品で唯一の男女恋愛を描き、主人公の橙子が、若さゆえに惑い、落ちてゆく姿。学生運動という時代背景に彩られた、二人を待ち受ける紅蓮のイメージ。複雑な読後感にとても魅せられる。 一押しの作品である。 |
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