コメント・書評 |
かわいくてりりしくてたのもしい
うつほ
Mar 13, 2002 7:20:00 PM
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評価 ( ★マーク )
★★★★
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かわいくてりりしくてたのもしいニッポンの犬。 裏表紙にこう書かれている写真集ニッポンの犬の文庫版。待っていました。ヒトの歴史は犬とともに発展し、犬たちの目が連綿と続いてきたヒトの生活を見守っていました。ニッポンの犬がその種を作り出したのも、ニッポンという土地があるからこそ。 猟犬として人とともに生きてきた犬たちは目のあたりがきりっとしていて、背筋はしなやかでりりしいのですが、それでもその目はどこか純朴な光をたたえており、そのことがニッポンの犬らしいと言うことなのだろうかと思ってしまいました。 ところでひとつ。 秋田犬「あきたけん」、土佐犬「とさけん」などと言いますが、柴犬を「しばいぬ」ではなく「しばけん」と言う人の多いこと! ずっと違うんじゃないかと心の中にもやもやとしたものを溜めていた身としてはP28のルビに長年のわだかまりをとかれました。 ニッポンの犬の中でも、どちらかというと小柄でラインも丸みを帯び黒目がちな柴犬はまさに「しばいぬ」と呼ぶべきでしょう。「しばけん」は散文的でいただけません。 犬にこだわる人もこだわらない人も、猫好きな人も、懐かしいニッポンの風景に溶け込んだ犬には何かを感じることと思います。イノシシを追いかけている迫力の一枚が忘れられません。 |
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