コメント・書評 |
SFの構築した世界に逃避したいならば、ぜひ手に取ることをおすすめします
JOEL
Apr 24, 2010 10:20:57 AM
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評価 ( ★マーク )
★★★★★
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日本では1980年に刊行されたものなので、今年で30年になるが、少しも古びていない。間違うことなき傑作である。ハードSFの燦然たる宝石のような存在とも言える。
科学的な記述にぐいぐい引き込まれるが、科学が苦手だという人に、むしろ手にとってほしい。ストーリー展開を巧みにすれば、ここまで面白い読み物になるという事例がここにはある。
ハードSFというだけでなく、ミステリーの要素も織り込んである。月面で発見された5万年前の死体はいったい何なのかという謎を追いかけていく。それはやがて木星の衛星ガニメデにまでおよび、どんどんスケールアップしていく。このあとどうなっていくのだろうと、ほとんどの読者は引き込まれていく。 わくわくドキドキ、とは今どき多用される表現だが、まさにホーガンのためにある言葉といってもよい。
ホーガンの著書には上下巻に分かれる大著が多いので、そういう意味でも、読み通しやすいページ数の本書は入門に適している。 この一冊を読めば、『ガニメデの優しい巨人』、『巨人たちの星』といった本書と設定が同じシリーズものに手が伸びることだろう。
本書を読み終えたときには熱病のように浮かされて、ホーガンの世界にひたりきり、友人に熱く語ってしまう自分がいる。こんなに読書の楽しみを味わわせてくれる本もめったにないだろう。出会えて幸せな一冊である。
(星5つでも不足する。10個くらいあげてもよい) |
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