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難民探偵
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コメント・書評 |
難民探偵は、現実寄り気なり
椎野 鹿
Jan 26, 2010 10:46:12 PM
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評価 ( ★マーク )
★★★★
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ゼロ年代の雄。西尾維新の新作は挿絵のない新・スイリ小説。難民というには恵まれている探偵と浪人の事件簿。この物語にドラマチックさはなく、起承転結の転を失ったまま、事件は終わり現実は続く。淡々と、やるせない思いを抱えながらも、何処か楽観的に。
…うーん。事件の顛末は読者の期待からワザとズラしたんだろうけど、難民探偵の設定を考えると何処かチグハグ。優秀ではあるけど、この程度では税金ドロボーの謗りは免れまい。真田さんのためにも、もう少しハッタリを効かせて難民探偵の天才性を感じさせて欲しかったです。
しかし、登場人物達の会話劇は相変わらず面白い。作家の京樹には「私の密室は、いつも読者からお叱りを受ける」とか「作品を出して出版社に利益を上げさせないと、後進の作家を育てられない」等、西尾維新さん本人を感じさせる所もあるし、早くも決まった続編が楽しみ。
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