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世界一のパン
チェルシーバンズ物語 ルポ絵本
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コメント・書評 |
一つのパンにこめられた壮大なお話です。
ぶんやの半之丞
Oct 15, 2009 9:42:31 AM
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この本の編集に携わった者です。 本書は、信州・小布施町でパンとお菓子の店「小布施岩崎」を営む岩崎小弥太さん(86)が、60年ほど前から作り続けているパン「チェルシーバンズ」の物語です。 岩崎さんは、新生療養所(今の新生病院)のカナダ人看護師・ミス・パウルから、チェルシーバンズの作り方を習いました。結核で苦しんでいた日本人を救うために、土地の購入から病棟の建設など物心両面で全面的に支援し、医師や看護師まで派遣してくれたカナダの人たちへの感謝の思いが、この本には込められています。 故郷を思うミス・パウルと、新しいおいしさを求めつづける小弥太さん。二人の交流から生まれた小布施のパン、チェルシーバンズ。小布施でつむがれた、ささやかで、あたたかな物語の世界を、お楽しみください。 文章には、英訳がついています。翻訳は、小布施町在住のハート・ララビーさんが担当し、美しい英文に仕上がりました。プレゼントや、英語学習にもお役立ていただくことができます。 「ルポ絵本」は、事実に基づいて構成した物語の絵本と、その背景となった歴史的事実や登場人物たちの生き方を、写真とともにまとめたルポルタージュの2編で構成する、新しい編集発想の絵本です。 小布施のまちづくりの基本理念は「交流」です。先人たちは、昭和の時代が幕を開けて間もない、今から80年も前に、キリスト教の精神による結核の療養所を、賛否の激論の末に受け入れました。そこから始まった「交流」が、現在の小布施町の気風を育んでいます。 チェルシーバンズは、小布施の「交流」の歩みと風土の“結晶”ということもできるでしょう。 本書が、「プレゼントブック」としても愛され、広く末永く、日本とカナダをはじめ世界中の読者様に読み継がれていくことを、願っております。 末筆ですが、みなさまのご多幸を祈念いたします。
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