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いきものもどき
世の中の「もどき」vs「本家」な生き物が大集合!

いきものもどき(誠文堂新光社) 山村 紳一郎著
林 良博監修
税込価格: ¥1,575 (本体 : ¥1,500)
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出版 : 誠文堂新光社
サイズ : 21cm / 144p
ISBN : 978-4-416-80901-3
発行年月 : 2009.6
利用対象 : 一般

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内容説明

名前に「もどき」がつく生き物vs「本家」生き物が大集合。総勢45組を見開きで紹介し、名前と分類、タイプやスタイル、「もどき」の名前にどれだけふさわしいかを計る「もどき度評価」などを掲載する。

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コメント・書評

「もどき学」って面白いかも。
銀の皿
Sep 29, 2009 4:22:04 PM
評価 ( マーク )
★★★★★

 アリモドキとアリ、アユモドキとアユ、トックリヤシモドキとトックリヤシ・・・。モドキの他に、ニセやダマシのつくのもあったりする。そんな生き物たちが、面白い文章と絵、写真で並んでいます。
 単純に、「もどき」と「本家」を並べて説明している絵や写真を見ているだけでも楽しい本です。科まで違うのにあっぱれなそっくりさんや、「どこが似てるの?」といいたくなるようなもの。自分で植物や昆虫を調べてみて「もどき」が出てきても、本家を知らなかったものがわかると「なるほど」と納得できます。知らなかった「もどき」もけっこうあって、驚きました。

 文章は「洒落ですよ、シャレ」といった軽い感じです。著者独断で「もどき度」評価をしているあたりは座興といってしまえばそれまでです。だから「へえ」と楽しめばいいんでしょうが、「もどき」という生き物の名称から、いろんなことがずるずるつながって見えてくるので思わず引きこまれてしまいました。
 あとからみつかったものだから「もどき」と単純な理由でつけられたものもあるけれど、外国で「日本にあるアレに似ている」と懐かしんで日本人が「もどき」とつけた、という歴史や文化を感じさせるものもあったりします。

 「似て非なる」ものという意味であるので、「もどき」という言葉にはかならず「本家」がある。そしてそこにはどうしても「本家よりはあと、劣る」イメージが来てしまいがちです。いわゆる「B級品」?的な感覚でしょうか。そんなところに見え隠れする「人間の心」。名称のむこうに人間との関係の歴史やくらしが見えてくる。「もどき学」って意外に奥が深いかも。この本は「軽い」感じで書かれていますが、もっと真面目に掘り下げてもいい、と思えました。

 「もどき」から疑問はひろがります。他の国の呼び方では、やっぱり「もどき」や「ニセ」があるのかしら?和名のつけ方には「イヌ・・」とか「カラス・・」とかついたものもある。「イヌ・・」は本家と比べて役に立たないとか食べられない、という意味合いのようだけれど、ホントにそうなのかしら?
 「もどき学」って面白いかも。ぜひ掘り下げていって欲しいです。
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