時砂の王 ハヤカワ文庫 JA 904 のお求めはビーケーワンで。2/29まで全品国内送料無料。 

bk1 オンライン書店ビーケーワン

送料無料キャンペーン10,000円以上(税抜)、30,000円以上(税抜)、50,000円以上(税抜)購入でもれなくポイント進呈!寄付コースもあります

> トップ商品詳細 > 書評詳細

-

時砂の王  ハヤカワ文庫 JA

時砂の王(早川書房) 小川 一水著
税込価格: ¥651 (本体 : ¥620)
bk1ポイント倶楽部P 6ポイント(1%進呈)
国内送料無料でお届けできます
出版 : 早川書房
サイズ : 16cm / 276p
ISBN : 978-4-15-030904-6
発行年月 : 2007.10
利用対象 : 一般

出荷可能時間: 1~3日

(?) 出荷までに要する日数について
(?) 配達方法について
-
-
この本を 冊買う



10冊以上買う
(?) お困りの方
-
-

ソーシャルブックマーク


JavaScriptがオフの場合にはご利用いただけません。
(SBMって?)

コメント・書評

切なくも壮大な時間SF
kou
Mar 16, 2009 9:20:57 PM
評価 ( マーク )
★★★★★

謎の増殖型戦闘機械によって滅びに瀕していた26世紀の人類は、最後の希望を託して、人型の人工知的生命体―メッセンジャーたちを過去に向けて送り出した。自分たちの属する世界の人類はいずれ滅びる。ならばせめて改変された過去からつながる時間軸(つまりパラレルワールド)では、人類が生き延びられるように。
そして数多の戦いを経てきたメッセンジャー・オーヴィルは、西暦248年の邪馬台国…人類防衛の最終ラインに降り立ち、時の巫王・卑弥呼とともに戦うが・・・
 
ずっと気になっていた本をようやく読んでみました。
面白かった!
 
人類存続のために生み出され、戻れない旅へ送り出されるメッセンジャーたちは、それぞれの戦いの理由をそれぞれに見つけて旅立ちます。オーヴィルは共に過ごした人間の女性サヤカとの記憶と、彼女から受け継いだ「人に忠実であれ」という価値観を。
とはいえ過去に遡って繰り広げられる戦いは困難を極め、遡行に次ぐ遡行、戦いに次ぐ戦いを経る内に仲間のメッセンジャーたちも数を減らし、26世紀から持ってきた思い出も膨大な時間の彼方に薄れていき、それでも戦いつづけるオーヴィルの想いには、ただただ引き込まれるばかり。
そして、そこにさしはさまれる形で語られる3世紀日本での卑弥呼とオーヴィルの物語もまた同じくらいの勢いでぐいぐい展開していき、もう目が離せません。
戦闘が激化していく中で敗色が濃くなり、絶望の一歩手前まで行っても決して諦めない。その姿勢が生み出した未来と、けれど一抹の割り切れない哀しさに、忘れられないお話になりました。
 
この壮大な物語が、文庫でたったの300ページにおさまっているというのも驚異的です。過剰でも不足でもなく、しっかりと語りきられているその手腕にも拍手。
この書評はいいと思った・・・
 
現在の投票 はい:3人(100%)  いいえ:0人(0%)


書評ポータル

新着書評一覧