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「心」が支配される日
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コメント・書評 |
手遅れにならぬうちに
良泉
Jan 4, 2009 4:28:00 PM
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評価 ( ★マーク )
★★★★★
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新年のおめでたさとは裏腹に、いまはまさに世界的な危機状況を迎えているといえます。 どの新聞も元旦社説から、世界的な経済危機を嘆き、いまさらながら米国が主導してきた新自由主義・市場原理主義の失敗を唱えています。声をそろえて「100年に一度の危機」を憂います。まさに、“いまさらながら”。 昨年後半から急遽増大した「派遣切り」「非正規雇用馘首」などにより、満足に年を越すことさえできない人々が、あふれかえっています。さらには、いまは何とか生活を維持している人々でさえ、本人に何ら落ち度は無くとも、ほんの小さなきっかけで、一気に生活不能に陥ってしまう可能性があるのが、現代の危機の本質です。 まさに遅すぎたのです。米国が高々とグローバリズムを掲げ規制緩和の方向に向かった時、日本の政府はすぐに追随しました。 一部の識者達は、その時点で大いに警鐘を鳴らしていたにもかかわらず、大新聞も知識人と呼ばれる者たちも、何ら抵抗せず、今日に至ってしまったのです。 まさに「持てる者」と「持たざる者」の二極分化世界は完全に成立していまいました。 かつて大多数を占めていた中流階級など、いまの日本には存在しないのです。 一部の「持てる者」たちは、この思い通りの成果に内心笑いが止まらないことでしょう。 そして、この格差社会を決定付けるために、「持てる者」たちはさらに次なる手を打ってきています。 「心」の支配です。 生活していくことに必死で、まともな思考を持つ余裕さえない者たちの「心」まで支配してしまおうとしています。これが「持てる者」たちを「真の支配者」に位置付けるための最終章となるのです。 「心」の支配は、生活の様々な場面に入り込んできています。企業活動においても、教育の場においても。 自分が自分らしく生きていくことが、最低限の生ける者としての務めです。他者に自身の「心」にまで踏み込まれることのないよう、徹底的に抵抗しなければなりません。 そのためには、少し慎重に自分の周りを見渡す冷静な眼を持つことが必要です。 「心」の支配は、ゆっくりと気づかぬうちにすぐそばまで来ていることでしょう。 |
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