 |
野菜万歳
現代風俗
風俗学としての農と食
|
コメント・書評 |
野菜のハナシ、てんこもり!
ひろぽん
Sep 25, 2008 1:24:36 AM
|
評価 ( ★マーク )
★★★★
|
編集を担った会の年報第30号ということで、長編論文ばっかりだったらどうしよう、と不安もよぎったが、なんの、全くの杞憂。野菜万歳と書いて「やさいまんさい」と読まし、「ばんざい・マンザイ・満載」と3通りの読み方そのとおり、野菜への賛歌が面白おかしくてんこもりであった。野菜ジュース飲み比べレポートあり、料理人側からの寄稿あり、トウガラシ考、うどんや大豆の話・・・。なかでも、食糧生産史上欠くことのできない下肥と、女性の立小便をからめたレポートの切り口は面白かった。女のタチションって、何なん?とがっちり惹きつけておき、汚れネタであるにもかかわらず、読後はご先祖様たちのささやかで等身大の叡智に誇りを覚えた。 また、会員各人の野菜への思い入れコラムにも多くのページを割き、会報であるのだな、と慮られ、これがまた、皆さん自由闊達饒舌流暢に語られ、気楽に読ませてもらえる。会の重鎮とみられる方に至っては野菜賛歌がテーマである本書にして「ワシは野菜は嫌いや」との豪語である。懐の深い会報である。 関西を拠点にする会ゆえに、どうしても、他地方からしてみれば馴染みや実感が湧きにくい題材もあろうが、普遍的なところは外れてないので、野菜好きも野菜嫌いも楽しめる1冊である。
|
|
|
| 現在の投票
はい:3人(100%)
いいえ:0人(0%) |
|
|
|
|



|