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死神の精度  文春文庫

死神の精度(文藝春秋) 伊坂 幸太郎著
税込価格: ¥570 (本体 : ¥543)
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出版 : 文藝春秋
サイズ : 16cm / 345p
ISBN : 978-4-16-774501-1
発行年月 : 2008.2
利用対象 : 一般

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内容説明

【日本推理作家協会賞短編部門(第57回)】

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コメント・書評

死神はひとりではない。
kumataro
Jun 30, 2008 8:01:24 PM
評価 ( マーク )
★★★★★

死神の精度 伊坂幸太郎 文春文庫

6作品です。
「死神の精度」読み進めるうちになんとなくオチがわかってくる。ところが、読み終えてみると自分の予想したオチとは違っていました。残念。
「死神と藤田」日本語の構造について考えた。いや日本語でなくともいい。外国語でも記号でも。この作品には表記の構造について考えさせられた。
「吹雪に死神」死神物語の背景は何だろう。作者はなぜ「死神」を選んだのか。だれかはだれかの死を望んでいる。必殺仕置き人とか仕事人みたいだ。死神は何でもできる。やはり神だ。しかもこの物語では死神が複数いる。読み終えた。わたしは、密室殺人事件を全員集合して解くという設定が好きではないのですが、この作品にある人物たちの心情交錯のありようは、心にとても重い。
「恋愛で死神」死神=疫病神で、厄病神は空中を飛んでいる。本を読んでいる自分のそばに死神がいるような気になってくる。
「旅路を死神」現実の出来事のようでもある。死神はターミネーターのようだ。容疑者青年は周囲との意思疎通に欠ける。東北の名所に強引に結びつけようとしたきらいあり。
「死神対老女」こういうシリーズはワンパターンに陥りがちだが、多様かつ機敏に変化している。作者の才能と努力を感じる。音楽へのこだわりは何を意味しているのか、最後までわからなかった。作者はどうしてこんなに老人の気持ちがわかるのだろうか。読んでいてうっすらと涙がにじんでくる。文章はどんな世界でもつくることができる。全体をとおして、十分堪能させていただきました。
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