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陰日向に咲く

陰日向に咲く(幻冬舎) 劇団ひとり著
税込価格: ¥1,470 (本体 : ¥1,400)
出版 : 幻冬舎
サイズ : 20cm / 220p
ISBN : 4-344-01102-3
発行年月 : 2006.1
利用対象 : 一般

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内容説明

お笑い芸人・劇団ひとり、衝撃の小説デビュー! 「道草」「拝啓、僕のアイドル様」「ピンボケな私」ほか全5篇を収録。落ちこぼれたちの哀しいまでの純真を、愛と笑いで包み込んだ珠玉の連作小説集。

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コメント・書評

久々のヒット
kumataro
Jun 12, 2008 9:40:55 PM
評価 ( マーク )
★★★★★

陰日向に咲く(かげひなた) 劇団ひとり 幻冬舎

 中身は五つの小編ですが、3篇目を読み始めて、これは全体がひとかたまりになっていると予測しました。久々のヒットです。ひとつひとつは短いけれど、早く読み終えるには惜しいので、ひとつ読み終えるたびに余韻を味わいます。
「道草」は痛快です。原稿用紙30枚程度でしょうか。短いけれどワクワクする。「拝啓、僕のアイドル様」は、話をどうころがしていくのか興味しんしんになります。主人公のアイドルに対する一途な思いがすごい。最後は心あたたまるいいシーンでした。「ピンボケな私」はオカマ言葉から始まります。展開には笑いとスリルがあります。「Overrun」は、出だしの記述に凄み(すごみ)があります。ラストシーンにはジンときました。「鳴き砂を歩く犬」はアブノーマルな世界なのに、なんだろうこの温かみは。リリー・フランキーの「東京タワー」を思い出します。この作家の特徴は、後半盛り上がるところでふっと力が抜けるところです。ラストをどうするのだろうと読み手は不安になる。しかし、しっかりとした結末が用意されていました。さすがでした。
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