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流星の絆
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コメント・書評 |
家族愛
kumataro
May 29, 2008 10:10:40 PM
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評価 ( ★マーク )
★★★★
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流星の絆 東野圭吾 講談社
功(小6)、泰輔(小4)、静奈(小1)の3きょうだいが、被害者としてかつ加害者として活躍する小説です。「ホームレス中学生」田村裕著のきょうだいたちを思い出しました。 舞台は横須賀市から横浜市へと移っていきます。出だしの殺人事件発生はショッキングです。毒には毒をもって制するということわざどおりの展開です。心理戦のやりとりが続く。作者の人間観察眼があまりにも的確なところが嫌味でもあります。わたしは、戸神政行の妻があやしいと推測しました。 482ページの長文でありながらこの読みやすさはどうしてだろう。すらすらと読み進んでいく。刑事コロンボで、意図的に相手の指紋を絵画につけさせる場面があった。同様の手法をとると判断できた。シー(静奈)のだました相手も動くだろう。推理記述では作者の自問自答が繰り返される。そうしながら読者を欺(あざむ)く手法と捉(とら)えました。 物語からははずれるのですが、作者はなぜ九州の「有明海」を知っているのか。わたしにとって、そこが作者に関する秘密のベールに包まれています。 この本は今年になって突如勃発した27年前の「ロス疑惑」三浦和義事件の予言書のようでもあります。403ページ付近の高山久伸と戸神行成のバッティングは奇想天外です。ちょっとありえない。それにしても行成はいい男(ヤツ)です。犯人探しの結末はすごい展開になってしまいました。 そして後半、なんだか作者に振り回されました。
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