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木洩れ日に泳ぐ魚

木洩れ日に泳ぐ魚(中央公論新社) 恩田 陸著
税込価格: ¥1,470 (本体 : ¥1,400)
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出版 : 中央公論新社
サイズ : 20cm / 263p
ISBN : 978-4-12-003851-8
発行年月 : 2007.7
利用対象 : 一般

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内容説明

あの旅から、すべてが変わってしまった。1組の男女が向かえた最後の夜、明らかにされなければならない、ある男の死の秘密−。運命と記憶、愛と葛藤が絡み合う。『婦人公論』の連載に加筆し単行本化。

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コメント・書評

巧みな小説とは、実は地味である
かつき
May 6, 2008 7:44:13 PM
評価 ( マーク )
★★★★

読みながらザラザラとした感触がつきまといます。
同棲していた男女が別れの一夜をともに過ごしています。
今更、なにを話し合うのか、もう壊れた関係など
自己憐憫と美化した追憶だけではないでしょうか。

ところがこの二人。
どうやらきょうだいらしい。
そしてある夏の日、男を殺しているらしい。
しかしどちらが手を下したのか
二人ともわかっていません。

だんだん明かされる二人の関係と男の死の謎。
陳腐な設定なのに、語りによって
こうも読ませるものなのか、と引き込まれます。

やがて夜も更けてきた頃、
男は明らかになった現実の前から逃げ出します。
二人の関係が明らかになると女は冷めます。
それまでとても特殊だった男と女が、
どこにでもいる男と女になってしまう。

地味な小説ですが、ジワジワとうまさがにじみ出ています。


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