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こぎれい、こざっぱり  ORANGE PAGE BOOKS

こぎれい、こざっぱり(オレンジページ) 山本 ふみこ著
税込価格: ¥1,575 (本体 : ¥1,500)
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出版 : オレンジページ
サイズ : 19cm / 182p
ISBN : 978-4-87303-563-5
発行年月 : 2008.4
利用対象 : 一般

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内容説明

自分は掃除派か、片づけ派かと考えてみることは、ちょっとした道しるべになるかもしれません。住・衣・モノ・時間など、「こぎれい、こざっぱり」をめあてに暮らすためのヒントを紹介。

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コメント・書評

底知れぬ面白みを、日々の生活から気づいて生きる
佐々木 なおこ
Apr 20, 2008 7:21:47 AM
評価 ( マーク )
★★★★★

今からもう10年くらい前のことです。
娘がまだベビーカー時代だった頃の私の楽しみは
月1回の移動図書館の日でした。
娘とたくさんの本をベビーカーに乗せて、移動図書館のバスが来る広場へ行く足取りのなんと軽かったこと!
今でもあの弾む気持ちを思い出します。
その移動図書館バスの棚で出合ったのが山本ふみこさんのエッセイでした。
なにげなく手に取った彼女の本に、私はどれだけ楽しませてもらい、そして救われたでしょうか。
日々のなにげない出来事から感じたことや子どもたちとの関わりかた、
美味しいものを作る話や食べる話、そして季節の移り変わるさま…。
彼女の文章やイラストが子育てにどっぷりの生活を送っていた私の身体に沁みこむ、沁みこむ…。
それ以来、何度彼女の本を借りたことか!
図書館で借りて借りて借り倒し、どうしても手元に置きたい何冊かは買いました。
そして今、娘は11歳となり、移動図書館のバスとはすっかりご無沙汰の日々を過ごしています。
去年だったか、ひょんなことから山本ふみこさんのブログがあることを知りました。
その時の嬉しさはもう飛び上がるほどでした。
週一程度に更新され、しかもコメント欄があったのです。
私が書いたコメントに返事が来たときはもう嬉しくて嬉しくて、
娘に自慢しました。
「山本ふみこさんから返事もらったよ!」って。

前置きが長くなりましたが、このエッセイは
彼女のブログ「山本ふみこさんの家事手帖」を再構成して本になったものです。
ブログで読んだ文章を本で読むとまた違った印象がして、
また新たな気持ちで楽しめました。

「家のなかのあれこれや。家人たちとのやりとり。家を訪ねてきてくれるひとたちとのささやかな交流。
こんな、底知れぬ面白みを、気づいて生きていきたい。というのが、私の想いです。」
おわりに、のところにこう書いてありました。
そう、日々に息づく底知れぬ面白みを気づいて生きる…
これは私がふみこさんのたくさんの著書から教わったことだなぁとしみじみ思いました。

本書には「こぎれい、こざっぱり」のタイトルどおり、
生活をいかにこぎれいに、こざっぱりするにはどうすればよいのか…が、
ふみこさんアレンジでたくさん紹介されています。
例えば、掃除当番表だったり、くるくる布団だったり、小さな模様がえの話だったり、
そうそう、へんてこ棚の紹介や冷蔵庫の垂れ幕の話もありました。

ブログで初めて読んだときの気持ちがよみがえります。
「こんな方法があったのか!」と感嘆し、そして共感…。
今回はアンダーラインをひいたり(この本は買いました)、自分の手帖に重要事項を書き付けたり…。
そしてあいまに数々のふみこさんエピソードに、思わずにんまり。
誰もいない昼下がりに「あらあら、こんなに汚して」と自分で自分の足の裏を拭くふみこさん、
台所に入るなりあわて、あわてながらうかれるふみこさん、
いろんな要求に、少しだけ芝居がかった顔つきで「はい、ただいま」というふみこさん…。
ほんと、読んでるだけで肩の力がすっと抜け、
なんだかチカラが沸いてくるなんとも頼もしいエッセイです。


最後に一つだけ。
ふみこさんの台所仕事三箇条をご紹介しますね。
「自分が、楽しむ」
「いやになってしまわないように、なまける、休む」
「ときどき変化させる」

私もこの三か条を心に刻みました。

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