コメント・書評 |
人生を振り返るツールとしての家計簿
部屋住冷飯郎
Apr 2, 2008 12:08:32 AM
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評価 ( ★マーク )
★★★★★
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家計簿を丹念に調査して、そこからある武士一家の生活を読み解いていく・・・。簡単に言えばそういう内容だ。武士は食わねど高楊枝という言葉もあるし、算盤侍といえば蔑称だった江戸時代、役職柄数字に通じていた一族がいかに激動の時代をきりぬけたか。歴史に関する本(小説のぞく)を読んでこれほど感動したことは、私はなかったと断言できる。家計簿からこれほどの人生が読み解けるのだ、と。きわめてプライベートなツールであるはずの家計簿が、実は歴史を雄弁に物語るものなのだ、と。
私は家計簿をつけるようになった。今のところ、見るのは私だけだ。日々の生活の振り返りに活用している。しかし、何十年後か―――私に家族ができて、子孫というものができたら、アルバムではなく私の若き日の家計簿を見せてやりたい。そしてこんな人生だったんだよ、と語ってやりたいと思っている。 |
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