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武士の家計簿  新潮新書
「加賀藩御算用者」の幕末維新

武士の家計簿(新潮社) 磯田 道史著
税込価格: ¥714 (本体 : ¥680)
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出版 : 新潮社
サイズ : 18cm / 222p
ISBN : 4-10-610005-3
発行年月 : 2003.4
利用対象 : 一般

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コメント・書評

人生を振り返るツールとしての家計簿
部屋住冷飯郎
Apr 2, 2008 12:08:32 AM
評価 ( マーク )
★★★★★

家計簿を丹念に調査して、そこからある武士一家の生活を読み解いていく・・・。簡単に言えばそういう内容だ。武士は食わねど高楊枝という言葉もあるし、算盤侍といえば蔑称だった江戸時代、役職柄数字に通じていた一族がいかに激動の時代をきりぬけたか。歴史に関する本(小説のぞく)を読んでこれほど感動したことは、私はなかったと断言できる。家計簿からこれほどの人生が読み解けるのだ、と。きわめてプライベートなツールであるはずの家計簿が、実は歴史を雄弁に物語るものなのだ、と。

私は家計簿をつけるようになった。今のところ、見るのは私だけだ。日々の生活の振り返りに活用している。しかし、何十年後か―――私に家族ができて、子孫というものができたら、アルバムではなく私の若き日の家計簿を見せてやりたい。そしてこんな人生だったんだよ、と語ってやりたいと思っている。
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