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沖で待つ

沖で待つ(文藝春秋) 絲山 秋子著
税込価格: ¥1,000 (本体 : ¥952)
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出版 : 文藝春秋
サイズ : 20cm / 108p
ISBN : 4-16-324850-1
発行年月 : 2006.2
利用対象 : 一般

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内容説明

【芥川賞(134(2005下半期))】仕事のことだったら、そいつのために何だってしてやる。そんな同期の太っちゃんが死んだ。約束を果たすべく、私は彼の部屋にしのびこむ−。仕事を通して結ばれた男女の信頼と友情を描く表題作のほか、「勤労感謝の日」を収録。

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コメント・書評

仕事って?
nanako17girls
Mar 19, 2008 5:50:41 AM
評価 ( マーク )
★★★★★

  「仕事って何?」本書を読んでそう感じた。内容は他の書評の方々がきちんと書いてくださってるので、自分の仕事感や絲山さんの仕事感について書きたいと思う。
 彼女はいわゆる「バブル期入社組」であり、かつまた、男女雇用機会均等法の第一線で頑張ってきた。これは、彼女の文章にも良く現れている。男性目線なのだが、女性の心を持っている。例えを出そう、彼女の文章は赤坂真理とは違う。当たり前だ、作者が違うんだから。でも、比較することによって見えてくるものもあるのかもしれない。前者は優等生。後者はそうではない。これも当然だ。出自が違いすぎる。前者は名門大学を卒業後、大手企業に就職した。後者は遊びほうけて、でも、いい大学入って、享楽に身をゆだねた。ぼくが言いたいのはその違いだ。享楽を経験したものと、そうでないもの。その差はある。どちらがいいかは知りません。絲山さんは、バリバリ仕事をした。webの取材で、学生時代、トイレの便器の型番がわかるようになってた、というほどのマニアックぶり。小学生の頃は、図書室で大人の読むような本を片っ端から読んでたという。記憶は定かではないが、その頃、300~500冊読んでいたといってた記憶がある。かなりおマセな子供だったんだろうな。とにかく、彼女は物事に対して、異常なまでに執着する。それは悪いことではないが、果たして、彼女の人生は幸せなのか?いや、幸せだろう。彼女の文章には職場や仕事仲間の「愛」に満たされているから。
 はい、そこで、仕事論に戻りましょう。彼女は仕事をした、しまくった。おそらく体がついていけないほどに。彼女は決して仕事人間だけではない。そうでなけでは、あれほど優秀な小説は書けない。人生=仕事というひともいる。生きることは締め切りのある仕事なのかもしれない。そう、死ぬまでわかりません。
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