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図書館の神様
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コメント・書評 |
本読みの気持ちをくすぐる、究極の癒し本。
よし
Jan 12, 2008 10:56:44 PM
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評価 ( ★マーク )
★★★★★
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清は高校の時、バレーボールに情熱を捧げていたが、仲間が自殺してしまう 。自分のせいではないとわかっていながら、それから投げやりに。なんとなく高校の講師になり、今は不倫中。興味がないのに文芸部顧問。部員はなんと一人だけ。そんな一年を弟の拓実も挟みながら淡々と描いていく。
真面目な清の性格に前半はつらかった。部の仲間が自殺して、それから全て投げやりになって。この気持ちが痛いんです。ずっと、これを引きずって、地元にもいられなくて逃げて、温かさが欲しくて不倫して。 そんな時、文芸部の顧問になって、垣内君と出会って、何かが変わり始めるんです。お互い運動が好きなのに本を読んでいる。これもまたいい。
最後の発表で垣内君がいいます。 「文学を通せば、何年も前に生きた人と同じものを見れるんだ。見ず知らずの女の人に恋することだってできる。自分のなかなかのものを切り出してくることだってできる…のび太はタイムマシーンに乗って時代を超えて、どこでもドアで世界を回る…僕は本を開いてそれをする」
なんと的確に本読みの気持ちを言ってくれるのでしょう。現実逃避とかいわれようが、わたしは旅したいのです。いつでもどこでも。 そんな垣内君との出会いと弟君のふれあいの中で不倫にけりをつけます。そして高校教師を目指していくんです。そして、地元に帰る決心をするのです。
この癒される気持ちはいったい何なのでしょう。 ラストも泣きました。 本読みの気持ちをくすぐる名作、「図書館の神様」 「はだしのゲン」中沢啓二、「さぶ」山本周五郎、「夢十夜」夏目漱石などもでてきて、文学論も披露されています。これはすごい。究極の癒し本であると思います。 |
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