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あかいハリネズミ
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コメント・書評 |
抱きしめてくれる誰かは、きっとどこかに
もんちや
Aug 27, 2007 1:15:30 PM
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評価 ( ★マーク )
★★★★★
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読む前に抱いた疑問。なぜ『あかいハリネズミ』なのか? ハリネズミは赤くないのに。 そのタイトルに惹かれて手に取りました。
ハリネズミはトゲトゲで、誰にも抱きしめてもらえない。それでも抱きしめてくれる人が友達だと。お母さんハリネズミはそう言ってこの世を去ってしまいます。 それがハリネズミの旅の始まり。 道中、抱きしめてくれる人は誰もいません。 自分が傷つくのは嫌だから。 だけど彼を利用したいから。 みんな、自分のために彼を避けたり騙したり…。 誰も抱きしめてくれる人なんていない。この世の中に友達なんていない。 そう絶望して疲れ果てたハリネズミ。
このお話に登場するのは動物たちですが、人と人との関係にそっくりです。 誰もが自分だけを大切にしている。 自分が傷つくのは嫌だけど、他人を傷つけるのは平気。 それはとても悲しいことだけど、現実にそういう人はたくさんいる。世界は優しくない。 そんな世界に絶望して他人と関わらない人だって、きっと少なくない。 けれど抱きしめてくれる誰かはきっといるんだと教えてくれる。そんなお話でした。
最後は悲しくて、思わず涙ぐんでしまいました。 あかいハリネズミは救われたのかな? |
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