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渡部昇一のマンガ昭和史
日本人が知っておきたい太平洋戦争

渡部昇一のマンガ昭和史(宝島社) 渡部 昇一原作
水木 繁漫画
税込価格: ¥1,260 (本体 : ¥1,200)
出版 : 宝島社
サイズ : 21cm / 283p
ISBN : 978-4-7966-5996-3
発行年月 : 2007.8
利用対象 : 一般

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内容説明

昭和史は日本にとって単なる歴史ではない! 在野の人間の見方、東京裁判や北京・ソウルの意見に関係ない日本人の見方を書いた「昭和の外史」。渡部昇一の原作を漫画を入れてわかりやすく構成した一冊。

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コメント・書評

8月15日から学ぶべきこと
佐伯洋一
Aug 15, 2007 4:13:32 PM
評価 ( マーク )
★★★★★

8月15日がやってきた。日本にとって忘れる事の出来ない日である。しかし、「記念日」とは解せない。「敗戦恥年日」とでもすべきであろう。この日、もし日本が戦争に勝っていたらどうだったろう。そのときこそまさしく勝戦記念日とすべきであろう。
 この日を語るにあたって、一度は読んでおきたいのが本書である。まずマンガが挟まれているのが実にいい。それによって幅広い層に勧める事ができる。本書の弱点は、根拠付けが少ないことである。確かに、渡部氏は他の著作で逐一論拠付けを行っているので、情報量を多くするためには止むを得ないだろうが、ひと言でもいいから加言した方が良かった。しかし、いかにこの国が戦後史観というものに影響されているかが良く分かる。
 GHQは、戦後民主主義を日本に根付かせたと鼻息も荒い。しかし、それは米化政策の一環であり、特に、憲法はその象徴である。そもそも、日本にはしっかりとした民主主義があった。大正デモクラシーの時代は、政府は言論に寛容で、活発な論議が行われていた。そして多くの文化人が誕生した。
 しかし、米国との戦争という避けがたい運命の中で、徐々に歯車は狂っていく。著者が右翼の社会主義者の暴発と称する2・26事件など象徴的事件であろう。それを瞬時に鎮圧できたのは、昭和天皇陛下の瞬時の御聖断のおかげである。
 敗戦の途をたどり、米国の指導を受けるわけだが、そこでは軍隊を持たせないという9条を設けた。その後、60年以上9条は中に浮きつつも、確実に日本人の魂を蝕み続けてきた。9条ほどの欺瞞は無い。何故なら、世界で2番目に強い自衛隊を軍隊ではないと言っている国は、日本政府だけだけなのだから。公式ミッションでは全て自衛隊の呼称は「軍隊」なのだ。
 この法的欺瞞を解消するには、自衛隊解散か9条改正しか有り得ない。憲政において、法的誤りを運用で捻じ曲げるほど危険なものは無い。それはやがて法軌範意識の弛緩を招き、やがては再び同じ過ちを繰り返すことに繋がる。しかし、もちろん、中国が離島を狙い、ロシアの強大化が益々進む以上、道は9条改正しかない。
 更には、戦後朝日新聞や中韓によって植えつけられた戦後自虐史観は、慰安婦問題などで結実している。詳論は本書に譲るが、慰安婦問題などもともと絶無なのだ。無いところに火を付けたのはむしろ日本人である。また、靖国問題も、もともとは誰一人騒いでいなかった。それを大騒ぎする導火線に火をつけたのが、朝日新聞とくに、報道ステーションで古館の隣に座る加藤千洋という人物である。こいつがインチキ記事を書き、それに社会党が応じ、何も騒いでない中国に「何故騒がない」と訪中までしてキャンペーンをした。これは事実である。
 朝日新聞は、捏造記事の宝庫であり、反日のボス中のボスであり、反日教の総本山でもある。それは渡部氏も再三指摘している。
 本書に関連して戦後塗り替えられたインチキ史観を見るならば、例えば東条英機総理を戦争の権化のように思っている日本人も多いが、トンでもない。彼こそ戦争反対の中心人物の1人であった。
 この日を、ただ戦争しないと誓う日と普通に考えることは楽であるが、思考停止である。国益の大略からみて重要なのは何故日本は負けたのか。答えは簡単、負ける戦をしたからだ。米国に勝てないことはみんな知っていた。しかし、やらざるを得なかったという。それはそのとおりだ。だから、そうした外交環境を生んだことこそこの8月15日に反省すべきことだといえる。具体的に指摘すれば、満鉄共同経営から米国を締め出したことが遠因だった。
 現代をみてどうだろう。本気とはまさか思えないが、民主党がアフガンやらイラクやらからの撤退を言い出した。これをやれば、再び敗戦を迎えることにもなりかねない。今日本が国際的に安泰なのは、間違いなく、日米安保のおかげだ。だから、尖閣にも中国はあからさまには打って出ない。その証拠に中国が南沙諸島のフィリピンなどの領土侵略を始めたのは、正にアメリカがフィリピンから撤退した92年以後である。
 国民も、民主党という政党ごっこ屋に政治権力を任せる事の危険さをしることにやがてなるだろうが、その代償が小さくてすむように今日祈るしだいである。
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