 |
沸騰するフランス
暴動・極右・学生デモ・ジダンの頭突き
|
コメント・書評 |
さしあたってこれだけは
Living Yellow
May 2, 2007 4:45:20 PM
|
評価 ( ★マーク )
★★★★★
|
日本の新聞の国際面では、アメリカ以外の国のことは断片的にしかわからない。ましてTVでは。本書はまず第一に2007年5月に結論が出るフランス大統領選挙についての参考書として、そしてアメリカと対峙するフランス、現代のヨーロッパの政治状況を知るための一冊としてあげられるだろう。 ファシストの再来といわれたほどの極右ルペン本人から68年5月革命のカリスマ、コーン・ベンティットまでのフランス政界の重要人物への、著者の身軽かつ丁寧なインタビューと分析から右翼VS左翼という対立でも、グローバリズムVSナショナリズムでも説明できない、その基盤にあるフランス社会全体の大きな・変化が浮かび上がってくる。 巻末の宮台真司氏との対談を通して、その変化が「小泉劇場」後の日本の将来に関わる問題として、わかりやすくリンクしていく。 株式をやるにも、ユーロ高の背景にあるフランスの現実は押さえておきたい。この選挙結果はかなり長期的な影響を及ぼす「アメリ」が好きだった人はヒロインと結ばれるあのへんてこりんな若者(演じていたのは「クリムゾン・リバー」を監督したマチュー・カソビッツ)の背景を知っておいても損はないだろう。 とにかく値段と分量と読みやすさのバランスがよいのもおすすめです。 |
|
|
| 現在の投票
はい:4人(100%)
いいえ:0人(0%) |
|
|
|
|



|