 |
言海
復刻
ちくま学芸文庫
|
コメント・書評 |
辞書という名の「暗い森」をさまようということ
くにたち蟄居日記
Oct 25, 2006 2:01:36 PM
|
評価 ( ★マーク )
★★★★★
|
「言海」の著者である大槻文彦の人生を描いた「言葉の海へ」で本書を知った。「言葉の海へ」は 非常に感動的な本であり 読んだ途端に 本書を買いに行かせるものがある。 * 字が小さくて見にくい、印刷も当時の復刻にてすれていること等 読みにくいことは確かであるが 「言海」の背景を知った後であれば そんなことは気にならなくなっている。改めて読んでいると これを一人で書き綴った大槻文彦の 躍動する精神が随所に感じられる。そう 本書は「読む辞書」なのだ。芥川龍之介などが「愛読」を告白した 一大文学でもあるのである。 * それにしても 本書執筆の苦労は 「言葉の海へ」に是非当たってほしい。近代初めての辞書を著すことが いかに 悪魔的な作業なのかがまざまざと分かる。それは「暗い森」で迷う姿を思わせる。 * その上に聳える本書の価値は 比較するものが無いかもしれない。 |
|
|
| 現在の投票
はい:4人(100%)
いいえ:0人(0%) |
|
|
|
|



|