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文学賞メッタ斬り!リターンズ
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コメント・書評 |
個人的には、前の巻より今回のほうが楽しめたかな、って思います。それは、なんと云っても芥川・直木賞に話題を絞ったこと、そしてゲストの島田雅彦でしょうね
みーちゃん
Oct 15, 2006 9:55:28 PM
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評価 ( ★マーク )
★★★★★
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カバー。装画 天明屋尚、ブックデザイン 鈴木成一デザイン室とあります。鈴木成一デザイン室については、今までも様々な機会で触れてきましたので、今回は装画の天明屋尚について書きましょう。彼の名前は知らなくても、ついこの間終った2006ドイツWカップの公式ポスター、あの中で鎧兜を身に纏った男性がボールを蹴っている、あれを描いた人、といえば、ああ、と思う人も多いでしょう。 で、実はこの10月、その天明屋尚の個展が中目黒にあるミズマアートという画廊で催され、そこまで追っかけて新作を見てきたのですが、凄かった。大きな作品が多かったのですが、小さなスケッチも含め全てが売約済みか、予約済み。杉かなにかの戸板を利用した大きくて重そうなものも行き先が決まっているから、人気作家というのは凄いものです。 閑話休題、で、目次ですが はじめに 豊崎由美 ROUND1:文学賞に異変!?[公開トークショー]島田雅彦×大森望×豊崎由美 ROUND2:’04〜’06年、三年分の選評、選考委員を斬る! ROUND3:UNDER30歳の新人作家、有望株は? ROUND4:メッタ斬り!隊 活動の記録 ROUND5:決定!第一回「文学賞メッタ斬り!」大賞 おわりに 大森望 索引 巻末特別付録 ’04〜’06年版・文学賞の値打ち となっています。ちなみに、PARCO出版がbk-1に寄せている案内書評は、目次が実際のものと違います。引用しますと 【目次より】 ・座談会:大森望×豊崎由美×島田雅彦 ・選評メッタ斬り! ・文学賞を賑わすであろう、これからの作家をメッタ斬り! ・メッタ斬り!隊活動記録 ・第0回メッタ斬り!大賞発表!? ・文学賞の値打ち(巻末) です。ROUNDという言葉も欠けていまが、そりゃないぜ、って思うのが・第0回メッタ斬り!大賞発表!?ですね。実際にはROUND5:決定!第一回「文学賞メッタ斬り!」大賞。第一回と0回では全然違う。bk-1では訂正を受け付けているんですから、書き放しにしておかないでフォローしておけばいいのに・・・ で、今回の特徴は、なんといっても芥川・直木賞に絞って、前巻以上に裏を明かしたことでしょう。そして、それに寄与したのが島田雅彦であることは間違いありません。その鋭い舌鋒は、ROUND1だけではなく、ROUND2にも及び、実作者ならではの切れのいい発言、思わず快哉を叫びたくなるほど。 でも、島田の芥川賞受賞に反対しつづけたというY氏とは誰なんでしょう?Yが頭につく有名作家なんって、いないはずなんですけど。ま、そのレベルの作家が堂々と名を連ねるというのが、政府の有識者会議とか芥川・直木両賞の限界なんですが・・・ ほかに面白かったのは、ROUND2:’04〜’06年、三年分の選評、選考委員を斬る!では、自分の評価とプロとの読み方の違いを楽しみました。中でも最も共感したのが古川日出男『ベルカ、吠えないのか!』の評価です。古川作品を楽しむには本当の文学的修練や、歴史・経済に対する広い視野、或はユーモアを理解する力が求められて、これを落とすっていうことは選考者の無知・無能をさらけ出すわけです。でも、大森、豊崎両氏はここのところをしっかり押え評価していた。古処誠司についての評価もしかり。この二人にはいつか受賞して欲しいものですが、渡辺先生やツモ爺が選考委員やっているうちは無理かな。 ROUND3:UNDER30歳の新人作家、有望株は?です。 金原ひとみ、島本理生、佐藤友哉、青木淳悟、三並夏、水田美意子、森見登美彦、滝本竜彦、綿矢りさ、白岩玄、豊島ミホ、辻村深月、の名前があがっていますが、私が読んでいるのは島本理生、佐藤友哉、青木淳悟、綿矢りさ、白岩玄、豊島ミホと約半分。その中でも楽しめたのは綿矢りさ、豊島ミホでした。 |
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