コメント・書評 |
撃ってもいいし、撃たなくてもいい
くまくま
Oct 9, 2006 10:32:15 PM
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評価 ( ★マーク )
★★★★★
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この物語には、数多くの国が出てくる。それぞれ独特のルールに支配された国が。そして、これらの国は他の世界から隔離されている。外から中に新しい流れが入り込むこともないが、外に流れ出すこともない。すべてはそこで完結している。 旅人は、そんな国と国をつなぐパイプだ。細い、細いパイプ。あるいは小さな独立国。それは予測国に対しては本来ただの観察者であり、考えることは今日のベットと明日のご飯のことだけ。しかし、結果としてちょっぴり干渉してしまうこともあるらしい。 第三話「保護の国」では、保護動物がまるで王様のように国の中を荒らしまわっている。ほとんどの紙幅がさかれている第七話「歌姫のいる国」では、貧乏な少年誘拐犯とお金持ちのお嬢様が生き延びるために逃げ回る。そして、それぞれに対して、師匠が、キノが、自分たちのルールに従って対応している。彼らは決して正義の味方ではない。ただ、自分たちのために行動した結果が、そう見えているだけなのだ。 |
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