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帝国の興亡  下  ロシア帝国とそのライバル

帝国の興亡(日本経済新聞社) ドミニク・リーベン著
袴田 茂樹監修
松井 秀和訳
税込価格: ¥3,780 (本体 : ¥3,600)
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出版 : 日本経済新聞社
サイズ : 20cm / 421p
ISBN : 4-532-16433-8
発行年月 : 2002.12
利用対象 : 一般

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内容説明

ロシア帝国は、ライバルの帝国と何が違っていたのか。ハプスブルク帝国、オスマン帝国、大英帝国の崩壊との比較をまじえて、ロシア帝国・ソビエト帝国の興亡を描く。帝国の崩壊から、現代国際社会の「深層」を見る。

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コメント・書評

ほぼロシア史
消印所沢
Aug 10, 2006 8:00:49 PM
評価 ( マーク )
★★★

 著者の得意分野がロシア史なだけあって,下巻の大半はロシア関連.下巻収録の5章の内,4章までがロシア.さらに,最終章にもソ連崩壊以後についての記述が.
 主な,興味を引く部分を拾ってみても,

 遊牧民軍隊の優越性.
 遊牧民の犠牲の上に進められる,ロシアの中央アジア開発.
 便利なカード.
 外貨節約になった,中央アジアでの綿花栽培.
 シャミーリの抵抗運動(p.37).
 「中国やポルトガル,スペイン,アメリカといった半文明的な国」(p.39)
 フィンランドはなぜロシアへの併合に抵抗しなかったのか?
 「人材」(p.42)
 「東洋人による東洋の征服」(p.47)
 武装蜂起への道(p.98).
 過酷な軍務.
 英国のクリミア戦争への参戦動機.
 なぜ日露戦争の壊滅から,ロシア海軍は立ち直れたのか?
 陸戦がロシア有利になるのが確実なときに結ばれた,日露戦争講和(p.119).
 ロシア海軍の「足枷」
 ポグロム(p.135).
 銃後の崩壊のために第1次大戦に負けたロシア.
 「抹殺」されたコサックの伝統.
 ソ連の崩壊理由.

 ナチス・ドイツによる併合を歓迎したオーストリア.
 なきに等しかった,オーストリアがナチズムに抵抗できた可能性.
 キプロスの「民族アイデンティティ」
 先住民からの本格的な抵抗を前に,帝国を放棄できた,英国の良識(p.276).
 ビルマが独立できた理由.
 セイロンの民族アイデンティティ.
 モルドバの内戦.
 「帝国のパワーの源泉とは,軍事的,政治的,経済的,イデオロギー的要素に,人口学的要素と地理的要素を加えるべき」(p.341)

……と,前者,ロシア関連が全体の3分の2.

 上巻同様,話が脱線し易いため,メモが必要.
 解説,長過ぎ.おまけに,本文の内容に異議を唱えている部分も(いいのか?).

 読めば?
【関心率17.22%:全ページ中,手元に残したいページがどれだけあるかの割合.当方の価値観基準】
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