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図書館の神様

図書館の神様(マガジンハウス) 瀬尾 まいこ著
税込価格: ¥1,260 (本体 : ¥1,200)
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出版 : マガジンハウス
サイズ : 20cm / 165p
ISBN : 978-4-8387-1446-9
発行年月 : 2003.12
利用対象 : 一般

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内容説明

アクシデントで夢をあきらめ、傷ついた心を抱え、国語教師としてある高校に赴任したヒロイン清(きよ)。彼女が学校の図書館で出会ったひとりの男の子、垣内君。どこからでも海の見える明るい高校で、瑞々しい物語が始まる…。

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コメント・書評

気づくべき時を知る
オクヤマメグミ
Mar 9, 2006 11:51:23 AM
評価 ( マーク )
★★★★★

著者の文章には無条件で受け入れてくれるようなやさしさがある。
冒頭からある事件をきっかけに、生き方を180°変えてしまった主人公・清について描かれているが、そんな彼女からも全てを奪わず、別の場所が用意される。
それが不本意に就いた高校の講師だったとしても。
以前持ち合わせていた情熱や正義感のやり場に困った清は、心のよりどころを恋愛に求めようとするが上手くいかない。
想定外だった文芸部の顧問になるが、部員はひとりだけ。
おまけに文学なんて興味がなかった。
やる気のないまま図書室に向かう清。
たったひとりの文芸部員・垣内くんとのやりとりが微笑ましかった。
どちらかというと「冷めている」二人の淡々としたやりとり。
何気ない会話の中で、垣内君から学んだことも多かったのではないだろうか。
今まで関心の無かった生徒達に向ける視線が変わっていく。
授業のやり方に興味が沸いてくる。
それは文芸部で「毎日五感を刺激しまくった」成果かもしれない。
居場所をなくしていた清が、新しい生活を始めてもいいんだ…と赦されていく。
そばでさりげなく見守っていてくれた存在も大きい。
ちゃんと見てくれている人はいるのだ。
教師と生徒は、学校にいる間だけの単なる通過点かもしれないけれど、その短いキラキラした時間が目に見えるようだった。
海の見える図書室で、ふたりだけで過ごした時間。
垣内くんが読んでいた川端康成や山本周五郎を私も読んでみたくなった。
この書評はいいと思った・・・
 
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