コメント・書評 |
中村妙子の名訳によるジョージ・マクドナルドの代表作
Shinji
Feb 2, 2006 1:46:09 AM
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評価 ( ★マーク )
★★★★★
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ジョージ・マクドナルドの「北風のうしろの国」は、貧しい御者の息子ダイアモンドと「北風」を巡る長編ファンタジーです。 マクドナルドのファンタジー作品には珍しく、本書の舞台は、彼の同時代の英国です。そのため、時代や社会や人の生き死にについて、マクドナルドの見方が、最も率直に、最もよく現されており、それがファンタジーという形式の中に、彼ならではの手法で織り込まれています。 物語の構成や流れは決して流麗とは言えませんが、それが返ってC.S.ルイスの言う「真実なものが持つゴツゴツした手触り」を感じさせ、深い味わいになっています。 最後になりましたが、中村妙子さんの翻訳は深みのある素晴らしい訳です。マクドナルドの名作が、長らく絶版になっていた中村さんの名訳で復刊されたことを心から喜んでいます。 |
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