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アコギなのかリッパなのか
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畠中 恵著
税込価格:
¥1,680
(本体 : ¥1,600)
出版 : 実業之日本社
サイズ : 20cm / 272p
ISBN : 4-408-53487-0
発行年月 : 2006.1
利用対象 : 一般
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コメント・書評 |
政界にも畠中マジック
紫月
Jan 21, 2006 10:16:51 AM
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評価 ( ★マーク )
★★★★★
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政治の世界に興味はないし、もちろんその世界を扱った小説にも惹かれるものは何もない。 けれどあの畠中恵さんの作品なので、ちょっと読んでみることにした。 舞台は、とある元国会議員の事務所。 そこで働くのは21の大学生にして12の弟を養っている佐倉聖。 もと不良少年。 早い話、この小説は短編集で、やたら議員やら秘書やらが出てくるが、内実はほのぼのとしたミステリー小説である。 そう。 あの『しゃばけ』シリーズを現代に持ってきて、主人公の若だんなを健康に、そして元気が良すぎるくらい元気にしたのが本書である。 と決め付けるのはいささか乱暴かもしれないが、でも、おおよそでいえばそんな感じだった。 主人公の佐倉聖は口は悪いしがさつだが、21とは思えないほどに物事のわかった気持のいい青年だ。 政治家に必要なものは?と問われれば、 『気力、体力、時の運。ついでに腕力もあれば』 と答える剛胆な若者でもある。 彼を取り巻く議員たちも色々なキャラクターが設定されていて楽しいのだが、これまたいい人たち。 扱われる事件もまた、血なまぐさいものではなく、ほのぼのとしたミステリーばかり。そこへ聖が人情味溢れる解決を図るというストーリー。 なにも無理に政治の世界を舞台にしなくても良かっのにと思えるほど、政治嫌いの人にも政治に疎い人にもすんなりと読める話である。 『しゃばけ』シリーズと違うのは、あの独特の設定がないことで、いっそうすらすらと読めることくらいだろうか。 とにかくこのほのぼのとした小説を読めば、うさんくさく見える政治家の面々も、なぜか、懸命に働いている善人に見えてくるから不思議だ。 畠中マジックのなせる技かもしれない。 |
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