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靖国問題  ちくま新書

靖国問題(筑摩書房) 高橋 哲哉著
税込価格: ¥756 (本体 : ¥720)
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出版 : 筑摩書房
サイズ : 18cm / 238p
ISBN : 4-480-06232-7
発行年月 : 2005.4
利用対象 : 一般

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内容説明

戦後六十年を経て、なお問題でありつづける「靖国」を、具体的な歴史の場から見直し、それが「国家」の装置としていかなる役割を担ってきたのかを明らかにする。

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コメント・書評

靖国神社は一習俗ではなく一宗教です。
ちひ
Oct 21, 2005 12:06:17 AM
評価 ( マーク )
★★★★★

 靖国神社国家護持問題や国家による追悼施設建設問題の入門書。
 東西両本願寺が靖国神社や政教分離の問題などについて、今までずっと口を酸っぱくして主張し続けてきた内容をそのまま、宗教者ではなくごくフツウの哲学者・ごく普通の論客が、ついにまったく同じ内容・同じ主張・同じ目的をもって語り始めた。そういう意味では非常に画期的な書である。逆に言えば内容的に目新しいことはあんまりないということかもしれないが、とてもよくまとまっている。
 いわゆる靖国神社国家護持派が主張する内容に対しては、感情的にも論理的にも、きっちり反論することができるし、完膚無きまでに論破することができる。それをあらためて白日の下に晒してくれていると思う。
 政教分離は憲法に定められているから従わなければならないというものではない。歴史や他の国家での政教一致がどんな悲劇をもたらしたか・もたらしているか・もたらしつつあるかを眺めれば、政教はすべからく分離されるべきであることがわかる。でも「一般大衆」の目に見えた右傾化が激しい昨今なので、こういう内容でも「サヨク的」と思われたりしてしまうんだろうか。だとしたら淋しいことである。
 (余談。毎年夏に東西両本願寺の有志が河原町界隈で「非戦・平和」をキィワードにデモ行進している。そのメンバの一人が「高橋哲哉の『靖国問題』には今までわたしたちが言ってきたことがまったくそのまま書かれている。すごくよく読まれていると聞く。わたしたちの本はまったく読まれてこなかったのに。本当にそのままなのになあ!」的なことを言っているのを聞いた。嬉しがってるのか悔しがってるのかよくわからなかったが、たぶん両方なのだろう。)
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