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τになるまで待って  講談社ノベルス

τになるまで待って(講談社) 森 博嗣著
税込価格: ¥945 (本体 : ¥900)
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出版 : 講談社
サイズ : 18cm / 307p
ISBN : 4-06-182451-1
発行年月 : 2005.9
利用対象 : 一般

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内容説明

「超能力者」神居静哉の別荘「伽羅離館」を7名の人物が訪れた。晩餐の後に起きる密室殺人。被害者が殺される直前に聴いていたラジオドラマは「τ(タウ)になるまで待って」だった…。森ミステリィ、Gシリーズ第3弾。

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コメント・書評

ああやっぱり・・・
ひろし
Oct 20, 2005 11:10:23 AM
評価 ( マーク )
★★

SMシリーズは貪るようにして読んだ私。Vシリーズでは少々減速。そして、最近の森作品にはあまり魅力を感じなくなっていた。女王シリーズで、トリックというよりなんだか言い訳がましいもって行き方に、かなりがっくり来てしまっていたのだ。
もう森作品は手にとるまいとさえ思っていたが、なんとSMコンビ復活。それは手にとるしかなかろう・・・とこのシリーズ前作2作を読んでみた。やはり・・・以前ほどの魅力は無い。SMコンビが登場するこのシリーズでさえ、もう次作は手にとるまいかと思っていた。
が、本作品を本屋の平積みで目にすると「森ミステリイが館モノに!?」の文字。反射的に購入してしまった。だが考えてみれば、過去館モノの森ミステリイなど、いくらでもあったではないか。うーむ。
早速ページを開く。館モノに付き物の館内平面図。ここでがっくり。2階建ての屋敷の2階に、あからさまに怪しい空間。何の説明も無い、広い部屋。まさかこれがトリックとはならんだろうとは思ったが、ミスディレクションを誘うにしてもチープ過ぎ。そしてつぶさに平面図を見ると、これまたあっからさまにおかしい点がすぐ分かる。館ファン?なら誰でも気が付くだろうそのおかしい点、モロに命中だった。驚き。
本編に入る。・・・何も起こらない。・・・しょも無い超能力ショーが終わって、すでに物語りは半分を過ぎている。飽きてくる。やっと死人が出る。色んな布石が見え過ぎ。「ああっ!ああ・れが!?そうだったのかあ!」感、0。大体、超能力者とする必要性、あったかな。天才マジシャン、で良かったと思うけど。不思議な「裏組織」への布石?10冊読んでから考えろって事なのかな・・・。本作品単体で考えたら、チープに感じるだけだと思うのだが。
SMコンビは本編ちらほら、顔を出すが本格的には絡んでこない。そして、最後の最後にヘリに乗って、じゃじゃーんと登場。まるで水戸黄門だ。犀川助教授、トリックをほぼ一目で見破ってしまう。その説明、2ページも無い。だってトリックが・・・うーん・・・。
 んで、犯人はあ??
物語の最後にオマケのようにある、エピローグ。強いて言えばこの部分は、森ファンに取っては興味そそられる個所・・・10ページ足らずだけど。だけど逆を言えば、森ファンでは無い、森ミステリ初読の人間には全く面白くない。シリーズ3作に付けられたギリシャ文字「φ」「Θ」「τ」。これにはどうやら、秘密がありそうだ、続いて行きそうだ、間賀田四季が絡んでいそうだー、と何気なくチラつかせて読者を次作に誘っているのだろうが・・・どうなんだろう。確かに四季はスーパースターだけど、その威光を今更チラつかせるってのはあざとい感じさえする。
ヒマ潰しには上々だけれど、それ以上でも以下でも無い。問題は・・・
次作を手にするかどうか、である。
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