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国家の自縛

国家の自縛(産経新聞出版) 佐藤 優著
斎藤 勉聞き手
税込価格: ¥1,575 (本体 : ¥1,500)
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出版 : 産経新聞出版
発売 : 扶桑社
サイズ : 20cm / 239p
ISBN : 4-594-05023-9
発行年月 : 2005.9
利用対象 : 一般

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内容説明

外務省が切り捨てた異能の外交官佐藤優が、外交の舞台裏から国家戦略まですべてを明かす。05年3月新潮社刊「国家の罠」の続編。

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コメント・書評

面白くはあるが...
winter_mute
Oct 14, 2005 2:55:30 PM
評価 ( マーク )
★★★

 「国家の罠」に続く佐藤優氏の二作目。前作では対ロシア外交や外務省不祥事に絡んだ検察との攻防が主題だったが、本作ではより広い話題について氏の考えを述べている。
 相変わらず日本を取り巻く外交状況やロシアについての分析に光るものがあり、ネオコンや日本の国家意識に関する氏の考察にもうならされる。
 しかし、ハイエク型経済とケインズ型経済(という区別にも疑問があるが)や「国体」ついて考察には少し首を傾げざるを得ない。
 そもそも、ハイエクはケインズの経済政策については「緊急避難」として部分的には評価していたし、経済に対する政治的な介入も、経済のフレーム維持のために必要と、としていたと記憶している。
 また、「国体」は押し付けられて成立・維持できるものではないという考えには賛成だが、伝統が消滅した後に復古される伝統そのものがフィクションではないだろうか。そして、このフィクションが他のフィクションに優越することは押し付け以外ではありえないのではないか。
 いろいろと考えさせられた本ではあるが、多少の予備知識がないと佐藤氏の考えに飲み込まれてしまう気がするので、本書よりは「国家の罠」を購入されることをお勧めする。
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