コメント・書評 |
今回は反町愛ことラヴちゃんで決まりですね。いままで、この人出ていたのかしら。難を言えば、後半、ラヴちゃんの会話が普通になることかな
みーちゃん
Aug 1, 2005 8:11:08 PM
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評価 ( ★マーク )
★★★★
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娘たちが、書店でこの本を見つけて「今度は『θは遊んでくれたよ』だよ、前は『φは壊れたね』だもんね、森博嗣、どうなっちゃうんだろ」などと騒いでしました。ちなみにカバーにでている次回作では『τになるまで待って』とタイトルが決まっているそうです。私などは、θだろうがφだろうがτだろうが、後の文はどうなっても変わんないよね、などと不遜なことを思ってしまいます。 そう思う原因となったのが、他の出版社から出た『ときどきフェノメノン』で、正直、これを読んだ時には、読者を、女性を馬鹿にするんじゃない!と怒ったものです。もう森博嗣、辞めようかと思いました。ただし、すでに『θは遊んでくれたよ』を入手していましたので、横目に眺めながら、読んでやるものか、バーカ、と呟いたものです。 ま、私の場合、そういう決心は三日と続かないというか、ダイエットと同じようなもので、今回もつい手を出す羽目になったのですが、さてさて私はシリーズ次作『τになるまで待って』を買わずに済むのでしょうか?辰巳四郎さんが亡くなって、デザインがどうなるかと心配していましたが、坂野公一、熊谷博人さんが頑張って、優るとも劣らないキレを見せてくれて一安心です。 そのカバーデザインは坂野公一(Welle design)、フォントディレクションは紺野慎一(凸版印刷)、ブックデザインは熊谷博人・釜津典之です。カバー折り返しには 不自由な生きものがいて、 解き放たれるのを待っている。 「どんなふうに?」 「きっと、すべてが消えうせて」 「それから?」 「きっと、すべてが押し寄せる」 の文。そして目次で、プロローグ、第1章 共通する項目に関する予測的展開について、第2章 残留を許す信号ならびにその示唆について、第3章 関連を模索する解決手法の妥当性について、第4章 引き続き顕示される手法の特殊性について、第5章 推し量るべき真相の把握と評価について、エピローグと続きます。 今回は反町愛で決まりですね。N大病院に研修医として勤務、N大ですからシリーズのメインキャラクターである西之園萌絵と同じ大学の医学部ということだそうです。愛という名前のせいで萌絵から「ラヴちゃん」と呼ばれる、自分のことを僕とよぶ女性ですが、会話がいいです。紹介すると 「ラヴちゃん、ちょっと痩せたかも」西之園は顔を数センチ前に出して、まじまじと友人を見つめる。 「お世辞か?」 「お世辞じゃなくて」 「うーん、ま、忙しいからな」反町は頷いた。「ああ、でも、お互いにもう歳なんだし」 「お互いって?彼のこと?」 「違う、お前だ、お前」 「私?」 「年とらんつもりか?なんかの一族かよ」 いいですね。もうこれだけで許してしまいます。小鳥遊練無に会えなくなって寂しかったのですが、ラヴちゃんの登場で、一気にこのシリーズが楽しくなりました。彼女、文章からは、他の作品にも出ているようなので、旧作を読んで探してみましょう。大学の乱れた男女関係には目を瞑って、『τになるまで待って』、出口調査で当確ってところでしょうか。最後にカバー後の内容紹介をそのまま引用しておきます。 飛び降り自殺とされた男性死体の額には 「θ」と描かれていた。半月後には手のひらに 同じマークのある女性の死体が さらに、その後発見された複数の転落死体に 印されていた「θ」。自殺?連続殺人? 「θ」の意味するものは N大病院に勤める旧友、反町愛から 事件の情報を得た西之園萌絵らの推理は・・・・・・ 好調Gシリーズ第2弾! ミステリとしては、平均的な出来。ちなみに第1弾は『φは壊れたね』です。似通ったタイトルなので、書店で注文する時は気をつけましょう。 |
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