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放送禁止映像大全
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コメント・書評 |
作品の内容とともに、作品の抱える事情も興味深い
木の葉燃朗
Jul 6, 2005 9:15:31 PM
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評価 ( ★マーク )
★★★★★
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様々な事情により、見ることができない、あるいはできなかった映像作品を紹介・解説する本。作品ひとつひとつについてのページ数は、やや少ない。しかしその分紹介されている数が多く、次々と登場する作品を読んでいると、わくわくしてくる。 意外だったのは、再放送やビデオ化・DVD化がされない理由は、なにも作品中の表現に問題がある場合だけではない、ということ。放送禁止作品として有名な「ウルトラセブン」12話、「怪奇大作戦」24話、映画「ノストラダムスの大予言」などが、いずれも内容にクレームがついたことが原因なだけに、そう思い込んでいたが、実は色々な事情があるようだ。 例えば、「NHK少年ドラマシリーズ」の名作「タイムトラベラー」(原作は筒井康隆『時をかける少女』)は、放送局に原版がないため、再放送もソフト化もできなかった。「当時は放送終了後の番組を保存するという概念がない」(p.89)のが普通だったそうだ。しかし「タイムトラベラー」は、最終話だけは当時の視聴者が放送をオープンリールに録画していたため、今でも見ることができる。 だが、そのような幸運な例は少ない。この本の中に紹介されている作品の中には、作品の抱える事情も含めて非常におもしろそうなものが多く、見てみたいと思うのだが、それがかなわないというのは非常にやきもきする。やきもきしながら、何度も読み直している次第である。 |
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