コメント・書評 |
全ては集約される…がしかし
浅葱 翔
Jun 30, 2005 6:59:46 AM
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評価 ( ★マーク )
★★★★
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布石の置き方は見事だったように思います。既存の12巻に出て来る異界の物語は全て13巻に関わりがあり、逆を言えば12巻のうちどれか1つを省いたならば登場人物の行動が本文とはまた違ったものになった事でしょう。神隠し・呪い・首くくり・目隠し・合わせ鏡・生贄・座敷童、これら異界の物語は全て必然であり、またその話に巻き込まれた人間達も全てとは言えませんが必然であったのでしょう。 しかし、ここで個人的な意見になりますがそんな必然性を考えた場合、果たして『近藤 武巳』は必要な人間であったのか…という事が僕の頭に浮かびました。そう感じた最たる理由は彼が神降ろしの物語がどんな結末を迎えたかを朧気にしか知らないという事です。『追憶者』である彼は一体何を追憶するんだろうと考えたからですが、その対象は一連の事件のことではないので整合性は保たれています。ただそれを追憶する理由が僕には感覚的にしか分からなかったのですが。異界に触れた者の思考は論理的には解明できない…って事なのかもしれません。 |
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