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となりのこども

となりのこども(理論社) 岩瀬 成子作
税込価格: ¥1,575 (本体 : ¥1,500)
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出版 : 理論社
サイズ : 19cm / 237p
ISBN : 4-652-07748-3
発行年月 : 2004.12
利用対象 : 一般

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内容説明

空き家のプールに「緑のカイ」がいると信じる少女を描く話、女の子のグループの諍いと和解を描く話…。大人になったら忘れているような、こどもの日常の時間を切りとる連作集。

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コメント・書評

日常と異世界をいとも軽々と行き来する…まさしく「こども」の世界。
うっちー
Apr 19, 2005 10:35:47 PM
評価 ( マーク )
★★★★

ここに描かれた7つの短編は、ごくふつうの日常の中の子どもを描きながら、どれも、ふと、異世界に踏み入りそうなミステリーの味わいを持つ。しかし、また、不思議に、結末では、異世界からぐっと現実(あるいは、この世)につなぎとめられるのだ。それだけ、日常のすぐとなりに、異世界は広がっている、ということか。
なにより、みごとだと思うのは、そうして描かれた7つの短編が、少しずつ連なり、絡まり、関わり、ひとつの「今の子ども」という世界をみごとに表しているというところである。それは、また、私たちの世界は、どうしたって、一人ずつがバラバラであるのではなく、少しずつずれながらではあるが、関わり合いながら生きていっているんだよという、作者からこどもたちへのメッセージのようにもとれる。
全てを読むと、さながらオムニバス映画のように、場面があざやかにうかびあがる。
「夜の音」という話も、弟の視点から、兄を描き、味わい深いミステリーの小品になっている。つくづく、うまい作者である。
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