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となりのこども
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コメント・書評 |
日常と異世界をいとも軽々と行き来する…まさしく「こども」の世界。
うっちー
Apr 19, 2005 10:35:47 PM
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評価 ( ★マーク )
★★★★
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ここに描かれた7つの短編は、ごくふつうの日常の中の子どもを描きながら、どれも、ふと、異世界に踏み入りそうなミステリーの味わいを持つ。しかし、また、不思議に、結末では、異世界からぐっと現実(あるいは、この世)につなぎとめられるのだ。それだけ、日常のすぐとなりに、異世界は広がっている、ということか。 なにより、みごとだと思うのは、そうして描かれた7つの短編が、少しずつ連なり、絡まり、関わり、ひとつの「今の子ども」という世界をみごとに表しているというところである。それは、また、私たちの世界は、どうしたって、一人ずつがバラバラであるのではなく、少しずつずれながらではあるが、関わり合いながら生きていっているんだよという、作者からこどもたちへのメッセージのようにもとれる。 全てを読むと、さながらオムニバス映画のように、場面があざやかにうかびあがる。 「夜の音」という話も、弟の視点から、兄を描き、味わい深いミステリーの小品になっている。つくづく、うまい作者である。 |
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