コメント・書評 |
読み出したら止まりません!
apple
Feb 23, 2005 3:23:00 AM
|
評価 ( ★マーク )
★★★★★
|
『蒼穹の昂』、本当に感動しました。自分は良い本に出会えたと心から思える作品でした。
ストーリーとしては貧乏な家に生まれた春児と科挙を目指している文秀の生涯を描いたものなのですが、彼らの周りの人々にもぜひ注目してもらいたいと思います。それは登場人物、一人一人に心に響く物語があるからです。彼ら一人一人のストーリーは、後半に描かれる時代の大きな移り変わりへと繋がっていきます。この物語の時代設定は清時代の中国。変法運動が叫ばれ、革命に今にも火がつこうとしていた清の末期です。西太后はもちろん、猿世凱、李鴻章、康有為など、実在の人物も多く登場します。しかし、小説の中では、明・清あたりの中国の複雑な歴史、民族の勢力など、分かりやすく書かれていて、大変読みやすくなっています。中国史は複雑でちょっと…、という方も大丈夫だと思います。
特に長編小説の場合には最初の方が結構退屈で、途中で断念してしまったり、読むのにすごく時間がかかってしまったり、ということもあるのではないかと思いますが、『蒼穹の昂』においてその心配は無用でしょう。私はこの小説を読むまで浅田次郎の著書を読んだことがなっかったのですが、本当に読み出したら止まらなくて、驚いてしまいました。他にやらるべきことがあるにもかかわらず、4巻を読了するまで、頭の中はこの本のことでいっぱいでした。読み進めることに夢中になり、他のことに手がつかなくなる方も多いでしょう。連休など、時間のあるときに読むことをオススメします。そしてこの感動の物語をじっくり楽しんで下さい。 |
|
|
| 現在の投票
はい:4人(100%)
いいえ:0人(0%) |
|
|
|