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QED〜ventus〜鎌倉の闇  講談社ノベルス

QED〜ventus〜鎌倉の闇(講談社) 高田 崇史著
税込価格: ¥798 (本体 : ¥760)
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出版 : 講談社
サイズ : 18cm / 192p
ISBN : 4-06-182384-1
発行年月 : 2004.8
利用対象 : 一般

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内容説明

銭洗弁天、鶴岡八幡宮、御霊神社…鎌倉をそぞろ歩く奈々、沙織の棚旗姉妹に、桑原崇が説く「鎌倉=屍倉」の真実! 源三代にまつわる謎の答えが、闇の中に白く浮かび立つ!「QED」第8弾。

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コメント・書評

鎌倉散策ミステリー。目から鱗が落ちました。
風(kaze)
Sep 2, 2004 8:53:00 PM
評価 ( マーク )
★★★★

薬剤師の桑原崇ことタタルが歴史の講釈をしながら、同時に事件の謎も解決する「QED」シリーズ。今回は鎌倉を舞台に、タタルと棚旗奈々、沙織の姉妹、それに小松崎の四人が、鎌倉時代の歴史の闇に踏み込んでいきます。

鎌倉時代の謎と、現実の失踪事件の謎を割合で換算すれば、8対2ぐらいかなあ。メイン・ディッシュはタタルが展開する鎌倉時代の蘊蓄で、デザートに失踪事件が差し出されるといった感じ。鎌倉のカラー地図も織り込まれていて、これはもう、歴史紀行ミステリーと言っていいんじゃないかと、そんな印象を持ちました。
鎌倉という場所に興味がある人は、「へえっ。そこにはそんな由来があったんだ」とか「ふーん。源頼朝って……そうだったんだあ」と、その地を散策するように楽しむことができるのではないでしょうか。

タタルが開陳する鎌倉時代の蘊蓄はかなりマニアックで、正直、うざったく感じた部分もありました。そのマニアックな毒を薄めていたのが、棚旗姉妹の妹、沙織のキャラでした。彼女のあっけらかんとした言動は、なかなか愉快で楽しませてもらいました。

タイトルの中の「ventus」というのは、ラテン語で「風」を意味する言葉なんだそうです。歴史の持つイメージとメッセージとを掛けて、この言葉を持ってきたみたい。「QED.」(以上、証明終わり)とラテン語で繋がっているっていうのもあったかも。
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