コメント・書評 |
好きなシリーズだったけど……。
KUM
Aug 1, 2004 1:02:00 AM
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評価 ( ★マーク )
★★★
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長年の夢を叶え、晴れて彩雲国初の女性官吏となった紅秀麗。 しかし、バリバリ男社会の外朝は秀麗に冷たくて……。
著者のデビュー作にしてシリーズ第1作目の「彩雲国物語 はじまりの風は紅く」を、面白く読み、シリーズの続きが出る事を楽しみにしていました。 2巻目の「彩雲国物語 黄金の約束」がすでに、私のまわりではやや不評だったのですが、私はこれからの展開に期待していました。 でも、3巻目を読んで、友人たちの感想が正しかったのだと認めざるをえなくなりました。 この書評を書くにあたり、1巻目を読み返したのですが、参考程度にするつもりが引き込まれるようについ全部読んでしまいました。 その1巻に比べ、3巻は、あきらかに、失速、あるいは、停滞しています。
1巻を読み返したのは、彩雲国がどういった国なのか再確認したかったからでしたが、結局よく分からなかったです。 ホワイトハート文庫というライトノベルのレーベルから出発し、同じく中国風ファンタジーである「十二国記」と比べると、世界観がはっきりしなさすぎるし、王が軽すぎるという事が、よく分かります。 もちろん、あれほど、重くしっかりとしていないといけないわけではないのですが……。
私の一番の失望の理由は、劉輝、です。 主要登場人物に、名君だ名君だと、思われていますが、シリーズ3巻まできて、名君らしい姿は見られません。 ただの王なら、まだ納得できたかも知れませんが、みなが褒めそやすような名君には感じられません。 私情を押し殺せないにも、ほどがある。
前回の書評にも書いた通り、王になりたくない静蘭は王の器ではないと思いますが、いっそ静蘭が王位を継いだほうがマシなのではないかとまで考えました。 3巻読んで、よく考えれば、前の王も静蘭に継いでほしかったのかと思いましたし。 あれは、そういう事ですよね……?
次の巻を買うかは、内容を事前に調べてから決めます。 もうシリーズの続きだからとは言え、無条件で購入できません。
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