コメント・書評 |
読める本には限りがある、読まず嫌いすると後悔する一冊でしょう
川原 いづみ
May 24, 2001 11:36:00 AM
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評価 ( ★マーク )
★★★★★
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恐竜に興味がなかろうが、SFに興味がなかろうが、まぁ読め! 騙されたと思ってとりあえず読んでみろ! と本好きな人にオススメしたいのがこの一冊。私自身、「ハードSFって設定ばかり凝っちゃって、コ難しくて、キャラクターの魅力が乏しかったりするんじゃ…」と尻込みする傾向があるのですが、この小説に関してはそんな心配は御無用。 恐竜の絶滅の謎を解明すべく、二人の古生物学者がタイムマシンに乗り、六千五百万年かなたの白亜紀末期へ赴くのですが…。 この二人の男性、ブランドンとクリックスは大学時代からの古い友人。しかし、ブランドンの元妻は今やクリックスの恋人に。何か起きないわけがないとドキドキもの。この二人の関係の変化も読み所の一つ。 しかし、何と言っても! 発想が凄い。とんでもない事を考える人であります。「恐竜は何故絶滅したのか」「恐竜は何故あんなに大きかったのか」など、いくつかの謎が解明されるのですが、大ウケでした。『SFとは壮大なホラ話だ!』。ですが、読んでいるうちに真相を知ってしまったかのような錯覚に陥るのです。ただ単なる「バカ話」で終わらないのは、この作家の力量がそれだけのものではないから。 恐竜が絶滅するシーンを、ブランドンを通して目の当たりにするのですが、このシーンが非常に切ない。読み終わって表紙を見ると、さらに切ないんだ。 <初読:01/05/15> |
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