コメント・書評 |
トニーふたたび!
べあとりーちぇ
Mar 14, 2004 10:49:00 PM
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評価 ( ★マーク )
★★★★
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大好評の既刊『ダーリンは外国人』の続編である。イタリア系ハンガリー人(もしくはハンガリー系イタリア人)のトニーと結婚した著者・小栗左多里氏が出会ったカルチャーショックや国際結婚の現実のレポート第2弾。今回も大爆笑の連続で、あっという間に読んでしまった。ちびちびと大事に読むつもりだったのだが…。 つまるところ、どんな結婚も異文化同士の対決なのだろう。「国際」ではないが結婚して8年になる筆者でも、相変わらず「なんでそんなことするの?」という驚き・呆れが連発の日々を過ごしている。国際結婚の場合は、当事者の生まれ育った国というOSからして違うものだから、同国人同士の結婚よりも根本的な共通認識により一層のズレがある。その結果「え、なんでそんなことするの(言うの)?」という驚きがちょっとばかり増えるというだけに過ぎないのだ、たぶん。
本書の魅力は何と言っても「ダーリン」であるトニーの面白さである。前作に引き続きこれはやはり、トニーがガイコクジンだから面白いというよりは、トニー個人が人間として魅力的であるということなのだ。社交的なのかシャイなのか判らないガラスの心を持ち、語学に堪能で研究熱心でトマトを熱愛し、「トニーさんっていいですね」と誉められても自分の素敵さを理解できずに「みんなどうかしてる…」と首を傾げる。エピソードを見るからに生真面目で几帳面なのに洗濯物は上手に干せない。話したらきっと楽しい人だろうなあ、と思う。 そんな訳で筆者は特に「国際結婚」を意識せずに面白く読み通したのだが、ちょっとだけ真面目に考えなければいけないな、と思ったのは、トニーと小栗氏がめでたく入籍なさった後のエピソードについて描かれた「入籍しました」の回。ニホンジンかガイコクジンかで根本的な生活が違う訳でもないのに、戸籍では「配偶者氏名」欄に名前が載るだけで、住民票にも記載されない(税金はしっかり払わされるのに!)。アザラシのタマちゃんの住民票が作られる一方で、これってやっぱり何かがどこかおかしいと言わざるを得ない。「なんだか半透明になるような…」などという寂しい思いをする人を、一刻も早くなくすよう努力しなくてはならないと思った。
巻末の読者アンケート「ダーリンが外国人な人に聞きました!」も笑える回答続出で面白かった。文化・宗教の違うダーリンたちからすると「ボクの国ではこんなの当然。そんなに変かな?」と言いたいのかもしれない。でも中には、ナニジンだろうがそりゃあやっぱり変だろうというエピソードもあって、なるほど「ダーリンの数だけ珍行動がある」のであった。 |
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