コメント・書評 |
驚きのテクノロジー世界へ
桐矢
Mar 3, 2001 11:07:00 AM
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評価 ( ★マーク )
★★★★
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ばりばりのナノテクと量子論のハードSF。 2934年、地球の夜空から星が消えた。完璧な暗黒の球体が一瞬にして太陽系を包み込んだのだ。球体は「バブル」と呼ばれ、世界各地に恐慌がおこったが、その正体はわからないままいつしか人々は星空のない日常をとりもどしていく。物語は、その33年後にはじまる。元警察官の主人公は、行方不明の女性の捜索依頼を受ける。その女性は幾重にも厳重に警戒された病院から忽然と姿を消していた。 著者が描き出す2068年のテクノロジー世界に驚く。データの送受信が頭の中で出来るだけでなく、手軽に脳を操作して五感を強化したり感情をコントロールしたり出来る。探索用の遺伝子改変「蚊」。紫外線を防ぐためのメラニン増強。どのアイデアもすきのない科学的な描写に支えられているからリアリティーがある。 ラストは量子力学的世界観にもとづいた驚くような結末が待っている。 |
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