コメント・書評 |
やっぱり速水くんはブラックでなくっちゃ
成瀬 洋一郎
May 23, 2003 11:48:00 PM
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評価 ( ★マーク )
★★★★
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評判がいいのか、ガンパレード小説はついにフリダシに戻りました。原作ゲームの面白そうなネタを拾い出しての短編集から、中核となるエピソードをしっかり書き込んでの前後編という展開になり、ついに物語の始まりへとたどり着いたのです。 つまり原作ゲームをまったく知らない人でも、この巻を手に取ることで最初から、つまり人類が滅亡寸前という状況をひっくり返すことになる戦いの中核となった小さな部隊が、本当にオチコボレの寄せ集めからスタートした瞬間から読むことができるのです。 登場するキャラクター1人1人の掘り下げも、陰から陽、陽から陰への移り変わりまで丁寧に描かれていて「ここまで書いてくれなきゃね」と読みながら頷いてしまいました。エースパイロットとなる速水厚志も、単にいつもニコニコして愛想の良いだけの人物ではありませんし、意地悪な原整備主任も昔は明るくて前向きな少女だったし、逆にもっとどん底まで落ち込んでいた時期もあったのです。 今回のメインは速水厚志(ブラック)、原素子、石津萌、滝川陽平、芳野春香、そして乾電池交換のエピソードです。口絵を見ていると、次の巻が出る気配もあります。まだまだ楽しませてもらえそうです。
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