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壬生義士伝  上

壬生義士伝(文芸春秋) 浅田 次郎著
税込価格: ¥1,600 (本体 : ¥1,524)
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出版 : 文芸春秋
サイズ : 20cm / 390p
ISBN : 4-16-319140-2
発行年月 : 2000.4
利用対象 : 一般

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内容説明

【柴田錬三郎賞(第13回)】幕府軍が敗退した鳥羽伏見の戦の夜、満身創痍の侍・吉村貫一郎が北浜の南部藩蔵屋敷にたどり着く。脱藩し、新選組隊士となった吉村に、旧友・大野次郎右衛門は切腹を命じる。新選組にあってただひとり「義」を貫いた男の生涯。

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コメント・書評

通勤電車では読めない本。
佐々木 昇
Apr 18, 2003 10:14:00 PM
評価 ( マーク )
★★★★★

 平成15年2月15日(土)の午後、ホテルオークラで浅田次郎氏の講演があり参加した。当日の朝、NHKの生放送で偶然にも浅田次郎氏がゲストであったが、画面で見た浅田次郎氏が同じスーツを着て登壇され、「本物だ」と不謹慎な言葉を吐いてしまった。すでに「壬生義士伝」が封切りされた後であり、映画を観ようかなと思ったが、氏の講演を聴いて原作を読まなければと思った。

 通勤電車の中で読むには困りものだった。
 のめり込みすぎて降車駅を通過しそうになること数度、不覚にも人前で涙ぐむこと数しれず。
 「平成の泣かせ屋」に泣かされてしまった。

 敗戦後、日本人が忘れさせられたモラルを復活したいという氏の願いが存分に作品の登場人物のセリフとして出ていた。連載中も嘉一郎を殺さないでくれという投書が多く届いたそうであるが、どうにか娘と末子が生き残って良かったと思った。

 長編小説をわずか二時間程度の映画に凝縮すると割愛される箇所も多く、言いたいことが伝わらないと氏は語っていたが、読了後、二時間そこらの映画にまとめるのは到底無理だと改めて感じ、原作を読んで真髄に触れられてよかったと思った。

 講演会場で本書が売られていたので買ったが、浅田次郎氏のサイン入りだった。
 浅ましくも、上巻と下巻のどちらにもサインがあるものを探していたが、こういった上下巻の場合、上巻にしかサインはしないとか。勉強になりました。
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