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ハンニバル  上巻  新潮文庫

ハンニバル(新潮社) トマス・ハリス著
高見 浩訳
税込価格: ¥746 (本体 : ¥710)
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出版 : 新潮社
サイズ : 16cm / 368p
ISBN : 4-10-216703-X
発行年月 : 2000.4
利用対象 : 一般

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コメント・書評

おマエそんな奴だったのかよぉぉっ!
ぼこにゃん
Feb 28, 2003 5:03:00 PM
評価 ( マーク )


 結論から言うと、全面的にショボい。特に後半。
 シリーズ第一作「レッド・ドラゴン」の映画化で今お読みになる方も多いかと思います。私の感想は残念ながらペケ。前作(「羊たちの沈黙」)での血も凍るような怪物・レクター博士の残虐非道ぶり、緻密に組み立てられたストーリーを丹念に追って行く楽しさ、いずれも今回はずいぶん色あせてしまっているのが悲しい。下巻になるともうほとんどストーリーも投げやりな感じ。期待が大きすぎたせいもあるんでしょうけど。
 思うに主人公レクター博士は作者ハリス氏の最もお気に入りのキャラクターなのでしょうね。それで「羊」の後も(十年間ですよ)頭の中でレクター博士を可愛がり続けたのに違いない。好きなキャラクターとかタレントさんと空想の中でたわむれる、みなさんもそんなことないですか?
 で、この作品に限って言うと、作者の親心がレクターを駄目にしちゃったなーっていう感じ。「羊」での悪の権化だったレクターが、今や「悲しい過去のせいでグレちゃったかわいそうなボク」みたいなことになってしまっているのですね。書評のタイトルは私がレクター博士の襟をつかんで涙ながらに絶叫したセリフと思って頂きたい。
 別に私はムゴい話が好きなわけでもないのですが、やっぱり「レクターVSFBI」の頭脳戦対決を見たかったもんでねぇ。目を覚ませレクター、と言いたい。
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