コメント・書評 |
おマエそんな奴だったのかよぉぉっ!
ぼこにゃん
Feb 28, 2003 5:03:00 PM
|
評価 ( ★マーク )
★
|
結論から言うと、全面的にショボい。特に後半。 シリーズ第一作「レッド・ドラゴン」の映画化で今お読みになる方も多いかと思います。私の感想は残念ながらペケ。前作(「羊たちの沈黙」)での血も凍るような怪物・レクター博士の残虐非道ぶり、緻密に組み立てられたストーリーを丹念に追って行く楽しさ、いずれも今回はずいぶん色あせてしまっているのが悲しい。下巻になるともうほとんどストーリーも投げやりな感じ。期待が大きすぎたせいもあるんでしょうけど。 思うに主人公レクター博士は作者ハリス氏の最もお気に入りのキャラクターなのでしょうね。それで「羊」の後も(十年間ですよ)頭の中でレクター博士を可愛がり続けたのに違いない。好きなキャラクターとかタレントさんと空想の中でたわむれる、みなさんもそんなことないですか? で、この作品に限って言うと、作者の親心がレクターを駄目にしちゃったなーっていう感じ。「羊」での悪の権化だったレクターが、今や「悲しい過去のせいでグレちゃったかわいそうなボク」みたいなことになってしまっているのですね。書評のタイトルは私がレクター博士の襟をつかんで涙ながらに絶叫したセリフと思って頂きたい。 別に私はムゴい話が好きなわけでもないのですが、やっぱり「レクターVSFBI」の頭脳戦対決を見たかったもんでねぇ。目を覚ませレクター、と言いたい。 |
|
|
| 現在の投票
はい:4人(50%)
いいえ:4人(50%) |
|
|
|