 |
エンディミオンの覚醒
上
ハヤカワ文庫 SF
|
コメント・書評 |
堂々の完結
死せる詩人
Jan 14, 2003 4:41:00 PM
|
評価 ( ★マーク )
★★★★★
|
| 『ハイペリオン』から始まる一連のダン・シモンズ流バロック・オペラSFシリーズ完結編。今までの三作で、無数に張られてきた伏線を少しずつ解きほぐし、ハイペリオンワールドをより深く掘り下げていく流れはファンにはたまらない快感と言える。何せ伏線の数が膨大なので、それらを一挙に解決する本書はそれに見合う分厚さがあり読めども読めども終わらないストーリはある種の麻薬である。しかしながら、折角SFとして凄まじい完成度なのに最終的な結論が「愛は宇宙を救う」的な発想なのは正直頂けない気もする。そんなことは気にさせないだけの圧倒的な物語の奔流は、パスクをテクノコアをそして虚空界を解体し読者の前に〈証明終了〉の文字を綺麗に打ち出してくれる。まだ地球からすらも離れられない私達に広大な宇宙をひしひしと感じさせてくれる、シモンズ氏の筆致は素晴らしいとしか言いようが無い。どっぷりSFに浸かりたいならば読むべし。 |
|
|
| 現在の投票
はい:2人(67%)
いいえ:1人(33%) |
|
|
|
|



|