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晴れときどき猫背
Seabreeze from Kamogawa 2
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コメント・書評 |
砂糖菓子のような仔猫たち。
凛珠
Dec 20, 2002 2:00:00 PM
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評価 ( ★マーク )
★★★★★
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実を言うと、私はまだ村山由佳さんの小説作品を読んだことが無い。本書は、村山さんご夫妻の田舎暮らしエッセイ『海風通信 カモガワ開拓日記』の続編に当たるが、その前作すらも読んでいない。 私が本書を購入した理由、それは表紙の猫のあまりの愛くるしさにある。新聞の新刊広告に本書が載せられており、表紙の猫の魅力に、猫マニアの私は打ちのめされてしまったのだ。そして何ら迷わずに書店にて購入、という次第である。 表紙だけでなく、本書には猫(時々、馬や兎も)たちのカラー写真が満載で、どの仔も可愛らしく面白く、口元が緩くなってしまう。甘い砂糖菓子を口に含んだようだ。こばん、真珠、かすみ、もみじ、麦、つらら…。名前も可愛らしい猫たちが、寄り添って寝たり、瓶の中に入って顔だけ出してみたり、四匹で一皿のミルクを舐めたり、秤の上に乗ってみたり…。ここまで書いただけでも、猫好きの面々には垂涎ものだろうと思う。 とはいえ、本書の魅力は勿論、猫だけではない。田舎に住んで畑を耕し、猫たちに囲まれて友達同士のような生活を送る村山さんご夫妻の様子が、これまた読んでいて楽しくなってくる。のどかに見えるが、畑の作物をタヌキや猿に荒らされたりと、苦労も多いのだという。その通りだろう。それでも、こんな暮らしをしている村山由佳さんの、別の作品も是非読んでみたいと思う。 特に猫好き、というわけではない方でも、本書を読み終わった後には、きっと猫好きになっていることだろう。猫を見ると石を投げたくなるほどの猫嫌いだったという村山由佳さんの旦那さんが、すっかり猫たちにメロメロになってしまったのと同じように…。 |
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