 |
ナビル
ある少年の物語
|
コメント・書評 |
少年的発作。
吉田進み矢
Jul 9, 2000 3:04:00 PM
|
評価 ( ★マーク )
|
エジプト在住ナビル少年のローテンションの原因は、学校の先生がしばしば語るピラミッドの話。
一年間悩みに悩んで想像が限界まで膨らみ、その結果、純粋な少年的発作により唐突に旅立つ少年。しかも徒歩で。でも、少年のこういう無謀さならOKです、周囲は迷惑だと思うけれど。
広大な人間愛と大地に囲まれながら、壮大な墓を目指す豪快少年の非常にナイーブなロードストーリーが、ラフなタッチの黒一色で描かれています。
ロバ飼いのおっちゃんとともに大砂漠をひたすらトボトボと歩くシーンもいいのですが、やはり、ラスト近くの少年の大爆発ぶりが心に残ります。読んでいるこちらも思わず同じ表情になります。
このしっとりと熱い(厚い)絵本は、絵本大国ベルギーの天才画家ガブリエル・バンサン女史の作品。この人の本は、絵本というより圧倒的な画集ですな。
僕は独身の頃、バンサンの絵本を女子に4度プレゼントしたことがあるのですが、そのうちの一人が現在の嫁。確率25%な次第。 |
|
|
| 現在の投票
はい:2人(67%)
いいえ:1人(33%) |
|
|
|
|



|